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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「地下鉄(メトロ)に乗って」は行き先不安定、オチなんで?

 

 タイプスリップという表現でいいのかわかりませんが、地下鉄に乗ると時代を遡って、過去の世界に行ってしまうというファンタジー?作品。

 堤真一が主人公。何度も過去に飛ばされて、身近な人たちとの接触があるのですが、その飛び方がね、なんとも物語前提的というか、なんというか。簡単に言っちゃえば、神(学生時代の先生がそれっぽい)が主人公の心の中のわだかまりを取ってあげるため、いい具合に過去を経験させている感じ。つまり都合がイイ。

 最初はだれかわからなかったんですが、大沢たかおが堤のお父さん役なんですよ。最初出てきたときはそれなりの年齢だったんですが、それが似合わない。老人メイクがまるで嘘くさくて見てられない。うん、文句が多くてごめんなさい。

 で、この堤、てか主人公。暴力的な父親が大嫌いだったくせに、会社の同僚と不倫してるんですよ。ろくでなし、ってヤツですか。まあ、他の身近な人から「お前は父さんに似ている」って言われてますから、そういう設定なんでしょうね~。

 その不倫相手、この子が、イイ。もう、不倫相手って顔している。調べたら岡本綾っていう女優さんでした。キレイな人ですが、しっかりと不幸顔っていうのがにじみ出ていて、とても良かったです。

 でもですよ、オーラスでの彼女の行動がわたしには理解できない。オチなんで書きませんが、意味が分からない。彼女がどうのこうのってのも、確かにあるんですが、一番悪いのは、隣で父親の知られざるやさしさに触れて、ほっこりしているクソ野郎なんですよ。

 というわけで、観ている最中はここまで怒っていたわけじゃないんですが(それなりに、ふざけんな!とは思って観てましたが)、思い返して感想を書くと、文句の羅列になってしまいました。わたしだけなのかな、こんな感想を抱くのは?。困ったちゃんですね、ごめんなさい。

「ショコラ」は久々にワクワクさせてくれた

 

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  • ジュリエット・ビノシュ
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 最近の体調の悪さのせいか、映画を観る力、本を読む力がげんすいしている気がしています。何を観ても、何を読んでも、なんか楽しくない。そんな日々が続いておりました。がですよ、この作品、久々に心が躍りました。風呂で視聴するという環境のせいで、3度ほどに分割して観たのですが、観ててとにかく面白かった。ワクワクした。気持ちが楽になりました。

 閑話休題。ショコラですからチョコレートのおハナシですよね。え?、テロップにジョニー・デップの文字が。まさかアレ?。いやアレはたしかチョコレート工場とかいう題名だった。ふむふむ、赤い服を着て旅をしている母娘が主人公。どこぞの田舎町。町長(村長だっけ?)のせいか、非常にお堅い。宗教的にお堅い。おそらくその当時の都会の人ですら、受け入れられないくらいの堅さ。

 そこに闖入者出現。しかも店舗を借りて、チョコレート屋さんをはじめる。なんでもその時期は断食の期間らしくて、チョコレートなんぞはもっての外、らしい。そんなときに開店するわけです。

 このお母さん、つまり店長、占いっぽいことでその人が好むチョコレートを調合することができます。その力を使って、徐々に、本当に苦労しながら少しずつ、お客さんを得ていきます。でも、町長の反発はずっとずっと凄くて、何かと嫌がらせ。そんな街の人たちと戦う、否、受け入れてもらうために頑張る親子の姿から、わたしはとてもたくさんの勇気をもらうことができました。

 終盤での悲惨な出来事。もうダメかと思われた時。あの人が、自分の人生をこの店長に変えてもらったあの人が。う~ん、ココが一番泣けました。自分を変えたあの人が、だれよりも強かったんだと。

 というわけで、あ、ジョニーのハナシが出てこなかった。ま、いい男ですよね、ジョニーは。立場的なアレがなければ、そりゃもう無敵状態かと思われます。ギターも弾けるし(すごくうらやましい)。とても大好きな作品となりました。ぜひ観てください。

「わが母の記」の簡単なメモ

 

 すいません、映画の視聴環境のせい(風呂場でタブレット&BTスピーカー)か、加えて還暦過ぎの己の聴力もあって、どうにもセリフが聞き取れない場面が多いこの頃です。音量を上げればいいってもんでもないんですよ。困ったものだ。

 いっそのこと洋画の字幕がありがたい。目で見えるからね。そういえばついこの間、岡田斗司夫のYooTubeで、聴力障害者の人から邦画の作品にもぜひ字幕を付けてくれ、という要望があるハナシをしておりました。お願いします、年寄りを代表してわたしからも。

 閑話休題。つまりこの作品をちゃんと視聴できていない、ということです。よって、簡単な忘備録としてのメモだけを。

 役所広司がまさにぴったしの厳格な父親役。しかも作家ときている。その母で、そろそろ物忘れがヤバくなった役を、樹木希林。いや~、この人の演技は凄いというかなんというか。物語的には徐々に痴ほう症を発症し、かつ進んでいく母をその家族の目線で描いております。お題は作家として母の記録を書いているから。

 いろいろな俳優さんが出ておりますが、やはり三女の宮崎あおいでしょう。かわいさは間違いなし。でもこの人を見るといつも思うんですが、彼女のかわいさって、子供、そう少女のそれですよね。わたしの職場のおばさんが宮崎あおいがお気に入りで、生まれ変わったらあんな容姿になりたいと言っておりました。それって、女性の美の基準で一番のときというのは、JDでもJKでもなく、少女の頃ってことじゃないかと。などと勝手に想像したりしております。

 というわけで、セリフの聞き取りづらさを悔やみながらも、最期まで大筋は追っていけました。ラスト前の海岸のシーンの出会いはちょっと無理があると思ったのは、正直に書いておきましょう。

「俺たちは天使じゃない」はデ・ニーロのアレとショーンの天然ぶり

 

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  • ロバート・デ・ニーロ
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 予約録画の要因はおそらく、ロバート・デ・ニーロ。正直、好きなのは初期のとんがったデ・ニーロだけなんですが、老いてからの演技はイマイチ好みじゃないんです。で、冒頭のテロップでショーン・ペンを発見。そうか、この人かと裏付けの補強を完了。

 それとね、ひとつだけ。この題名、ある作品を思い起こさせます。たぶん皆さんが思い浮かべるのとは全然違う作品。ほら、ダスティン・ホフマンアンディ・ガルシアが出ていた天使の。そう題名さえ思い出せていない。ググる。それだ「靴をなくした天使」だ。

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  • ダスティン・ホフマン
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 内容すらろくに覚えていませんが、ラストの方のビルの上の縁に二人で並んで座っているシーン。とても泣けた記憶があります。また観てみたい。

 閑話休題。とても危険な死刑囚とともに刑務所を脱獄した2人。たどり着いた街で偶然にも来訪予定だった神父扱いを受け、そのままなんとか近くにあるカナダ国境を越えようともがき苦しむ作品。

 正直、題名が内容とあっていない。じゃ~原題は?と見ると、ほぼそのまま。このお題から想像するシチュエーションって、もっと違う気がするんですが。

 ハナシの展開はほぼほぼコメディ。う~ん、迷いましたよ、途中で観るのをやめようかと。最近、観る力の衰えを感じてまして、合わないと思ったらすぐにやめてしまうことも。

 でもね、踏ん張りました。その気持ちを支えたのは2つの事。まず1つ。あのデ・ニーロの有名なしぐさ。声を出さず、顔と手の表情だけで相手と意思疎通する、あの仕草ですよ。神父としてまともな会話ができないことを誤魔化す手段として、もうてんこ盛りにそれをやってくれてます。なんかそれをもっと見たくなってしまった。

 もう1つ。大好きな役者のショーン・ペンですが、若い。あまりにも若く、ただの不良青年。あの大人になってからの気だるさみたいなのが、微塵も出ていない。でもさ、逆にそのあまりの天然ぶりがすっげぇ~笑えたんですよ。大事な場面で発する言葉が、ね、なんとも素晴らしい。そんなシーンが何度もあります。

 そんな2つの関心事に救われて、無事最後まで観ることができました。そうそう、デミ・ムーアの色気はたまらんかった。そして感動のラスト(その先が心配ですが)。思った以上に胸が熱くなってしまいました。

 というわけで、個人的にはちょっとぬるく感じる展開でしたが、ゲラゲラ笑いながら最後まで観て欲しい作品です。

「イエスタデイ」は恥ずかしい妄想を思い出す

 

 ある日、全世界的な停電が起こり、そのときバスに弾き飛ばされた売れないミュージシャン。気が付くと病床。驚いたことにその世界にはあのビートルズの存在自体がなくなっておりました。自分の記憶以外からは。

 この映画説明を読んで面白そうだから予約録画したのですが、まず、まず思うこと。「それがオレだったらどうする?」。

 おそらくこの作品の主人公は、ビートルズの歌を自分の曲として歌うんだろうってことは簡単に予想できます。じゃあ~もしそれが自分だったら。え?、どうしよ?。そりゃなんとなく知っている曲はいくつもありますよ、なんたってビートルズですから。でもね、ほぼほぼ9割がた再構築できるのはこの作品のお題「Yesterday」だけ。あとは出だしとかサビの一部の歌詞を覚えているだけ。う~む、鼻歌でメロディを楽譜化し、それをネットに上げるとか、どこぞへ売り込むしかないか?(絶対に成功はしない)。

 こちとら自慢じゃないですが、楽器もろくすっぽ弾けないし、コード進行なんて???の世界に生きてますからね~。

 そしてまた別の角度から思ったこと。お恥ずかしいハナシですが、みなさんはこういう経験ありませんかね~。自分が大好きな曲をですね、それを自分が作ったことにして、中学や高校の文化祭の舞台でみんなの前で歌う、って妄想。今書いてても冷や汗出るくらい恥ずかしいんですが、わたしけっこうこの手の妄想、嫌いじゃありません。カラオケもたまにこういう心境で歌ってます。

 閑話休題。冒頭に書いた予想通り、物語は進みます。主人公は自分で曲も作る(売れない)ミュージシャン。しかもイギリス人。だからビートルズの曲を再現するのはお手のもの。徐々に話題となり、びっくらこいたことになんと、本物のエド・シーランも出てきます。

 しかしね~、欧米の感覚ってよくわからん。主人公の男が不細工だの、華がないの、見た目がパッとしないなどと、プロデュース側からさんざんな言われよう。オレからみればスタイル良いし、十分にイイ男なんだけどね。もしもだよ、見た目がオレだったらどうするんだ!って。たぶん、裏方に回されて存在を消されるね、きっと。

 ヒロインの女の子も、おそらくそんなに美人じゃない設定なんだろうけれども、目がとてもとても魅力的なキュートな人でした。

 大方の進行は予想通り。そこで問題なのがオチですよ。どうするんだろうと思っていたら...。ふむふむ、そうか、でもね、それってちょっと無理ある気もする。本人には納得の決断だけれども、聞かされた方はね、チンプンカンプンのままじゃなかろうか?。

 というわけで、予想はつくものの、楽しく、面白く観続けることができました。おススメです、ぜひ観てください。さてこれからカラオケタイムですが、歌っちゃうよね、ビートルズ。

「大人は判ってくれない」は少年の寂しさを描いた作品

 

 主人公が男の子なんで、わたし個人的に感情移入ができやすいか?っていうと、そうでもない。まあ、女の子だったらわけわからないけど。時代が古いし、フランスだし、カッコいい男の子だし。う~ん、僻みか?。

 時代的なことを書くと、なんたって教師がクソ。言い訳すらもろくに聞かないで、怒鳴り散らすし、平気でビンタ飛ぶし。わたしの還暦過ぎ世代としては、そこまでひどくはなかったけれども、正直、内面的には似たような存在だったよね、教師って。そこは共感できるか。

 たしかに主人公の男の子の母親はアレだけど、目くじら立てるほどのひどさではない。かつ、父親は決して悪くないと思うな、決して手を上げないし。子供の気持ちをわかってくれないのは、すべての大人の共通点だからね。しかたなしと思うしかない。

 男の子も自分と比べると、十二分に大人っぽい。自立心が強く、それがゆえに悪いこともしてしまう。といってもモノをくすねるくらいなんで、凶悪とは程遠いし。悪友がいいね。彼は本当に友達のことを心配している。とても大切な存在だと思う。

 というわけで、最近作品のえり好みが激しくなってきたわたしですが、この作品はかなりの年代物にもかかわらず、最後まで興味を持って観ることができました。ラストシーンの男の子の振り返った顔。彼が今後、犯罪に依存するような人生を送らないことを祈ります。そのためにはまわりの大人が先を示すしかない。がんばって、大人も成長しながら。なんてエラそうなことを思いました。おススメです。

「サムライせんせい」は子供向け?

 

 時代劇というよりはSFなんでしょうか?。幕末の時代からタイムトラベルしてきた、武市半平太が主役。すでに容堂でしたっけ?、お国の殿様に裏切られて牢屋入り。大河で観た記憶なのかな?、その辺のところかすかに覚えている。なんでも下級武士みたいな身分で、人として扱ってもらえないくらいの差別を受けていたみたい。たしか容堂を近藤正臣が演じていた気がする。

 閑話休題。で、なぜか現代に飛んできた武市半平太。演じるは市原隼人。いや~髷のヅラが妙に似合うね、彼。キャラクターもお堅い武市とよく合ってます。当然のようになんやかやがあって、橋爪功が演じる佐伯って名家の人のところに世話になる。そこが子供相手の塾をやっていて、養ってもらう代わりに先生をという作品名ですね。

 基本的にノリが軽い。現代に慣れ親しむ様が安直だし、武市本人の内面とかがほぼ描かれていない。気軽に楽しむにはいいかもしれないけれど、個人的には軽すぎるかなというわけでお題となったしだい。

 というわけで、特に印象に残るようなイベントもないし、6年前?に同じくタイムトラベルしてきた坂本龍馬は、GTRに乗ってるし(うらやましい)。市原隼人のイケメンさを楽しみたい人にだけ、オススメです。

「カリスマ」は正直ワケワカメ作品

 

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 役所広司だからね、予約録画した理由は。でもさ、お題の通り、正直意味不明な内容で、拒絶反応と戦いながら最後までなんとか到達できた、みたな心境で観ておりました。学生の頃ならこの不可解さが気持ちよかったかもしれませんが、還暦過ぎのおじいちゃんの心には残念ながら刺さらなかった。

 監督はあの黒澤清。某所では評価の高い作品だそうで、きっとわたしの理解力というか頭の柔軟性が無さ過ぎて、受け付けなかっただけなのかもしれません。「調和」がメインテーマのようで、森の中の空き地に生えているしょぼい木が、なにやら特別な存在とか。自分が生きるために森の他の木々を毒で殺すらしい。

 出演陣は割と豪華で、謎の木を守る男に池内博之、木を奪おうとする組織のリーダー格に大杉漣、他に風吹ジュン松重豊田中要次等々、見慣れた俳優さんたちがいっぱい出ております。

 ラストもワケワカメで、肝心の木は焼けてしまい、残された役所がどうのこうのと。いやそれ、マジで言ってるの?とはわたしの心の声なんで、聞かないでくださいw。

 というわけで、とにかくわけがわからない映画を観たい人、にしかオススメできない作品です、はい。

「小川の辺」はね、う~みゅ、ダメぴょんね

 

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 時代劇はなるべく予約録画するようにしています。その中の一つ。東山紀之ね、見た目はとても格好いいんだけど、はてさて。

 妹が嫁いだ先の旦那がですよ、脱藩して江戸へ(正確には千葉の行徳だったか?)。理由は理不尽なもので、農地改革に関してアレコレ書いて藩の殿様に提出。書いてあることはとても正しい。すごく正しい。でもそれは、今までの藩の行政にケチをつけていることにもなる。だから、怒られた。怒られたけれども殿の前で再び、オレの書いたことは正しいから、不甲斐ないタコスケを藩から追い出せと。

 そりゃ殿も怒るわな。で、妹の旦那は身を案じて脱藩と言うわけ。その妹の兄である東山が上意で旦那を追って行徳へ。ちなみに旦那は片岡愛之助。気の強い妹は菊地凛子。そう、アソコが見えてるとか見えてないとかの作品で話題になって有名になった子。一緒に東山についていく従者が勝地涼。兄と妹は犬猿の仲だが、従者と妹は仲が良い。

 題名は、そうね、幼いころの出来事を表しています。てか、思い出ってそれしかないのかよ?、と思ってしまう。兄を嫌う妹。その妹を慰める従者。この東山ってヤツは(役柄ね)、そんなことばかり思い出している。

 凛子ちゃんは相変わらず大胆で、この時代の侍の娘にもかかわらず、結婚前日、従者が1人で居るところを狙って忍び込み、乳を晒すといううらやましいことをしています。見つかったらどうすんねん!。

 問題は東山のキャラ。もうね、絵に描いたようにお堅い。絶対にオナニーしたことないだろ!ってくらい、お堅い。やることなすこと、面白みがない。オレが監督だったら、何度か砕け散るくらいのキャラ破壊イベントを挿入するけれどね。だって、観ていてつまらないもの。

 殺陣は、う~ん、まあまあなんでしょうか。迫力はあります。片岡愛之助も上手かもしれません。でもさ、真剣の立ち合いって、もっと泥臭くなると思うんだけれど。ちょっとしたイベントで敵討ちのシーンが入っていたけれど、あっちの方が面白かったですよ、はい。

 というわけで、長々と書いてますが、お題の通り正直あまり面白くありません。ストーリーもね、アレだし。てか、松田優作のコレ↓思い出しました。

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↑これを思いきりくそ真面目にしたのが、今回の作品、と言う感じでしょうか。残念ながらオススメできません。

「漁港の肉子ちゃん」吉本興業はアレだがラストがズルくて涙

 

 おデブな母親にボーイッシュな娘。もちろん主役の肉子は母親。この肉子、いろいろと男に苦労したというか、男を見る目がないというかなんというか、とにかく男に裏切られ続け流れ着いたのが漁港の船の上。焼き肉屋を手伝いながら、娘を育てている。

 この肉子のキャラがどうにも。どんな解説が書いてあるんだろうと見ると、なんと明石家さんまプロデュースで、吉本興業作品。どうりで無駄な単発ネタがチラホラと。ごめん、わたしお笑い系はあまり得意ではないのです。

 中盤まできて、このまま頑張って観続けるか止めるべきか悩んだくらい、キャラクターがどうにも合わない。でも、仲良しだった娘の友達の反乱なんぞ、なかなかに面白かったので観ていたら。

 終盤、娘が腹痛で倒れる。時代が変わる。うっかり娘が成長した後のハナシかと思って観ていたら、そうか、そうなのか!。ズルいよ、この展開ですっかり肉子のファンになってしもた。もう涙なしには観られへん!。

 というわけで、わたし系の人もちょっと我慢して最後まで観てください。きっと幸せになれると思います。がんばってね。そうそう、大竹しのぶ、言われてもぜんぜんわからんかった。

「魔術はささやく」(2時間ドラマ)はとんでもないデキだった

 2時間ドラマなんで円盤は発売されておらず。以前読んだ宮部みゆきのコレ↓

koyan.hatenablog.com

のドラマ化だったんで、ワクワクしながら鑑賞。ところがどっこい、最初から意味不明。なんと主人公と思っていた日下守の姉が登場。え?????、そんな人いたっけ?。

 わたしの原作本を読んだ記憶も少し曖昧になっていたので、読んだときに書いたメモを今確認しました。もうね、そのメモすら読みこなせないほど登場人物が溢れている。この作品は人物の相関図がとてもややこしい、名前を覚えるのが苦手なわたしにはかなりとっつきにくかった作品だったようです。だからこそ、メモが生きたのか?。

 ご想像の通り、映画にせよドラマにせよ、一冊の本を2時間の枠に押し込むのはかなり無理があります。ましてや登場人物の嵐みたいなこの作品。もうね、笑っちゃうくらい設定が変更されている。

 原作では日下守という父は横領で行方不明、母は父を待って病に倒れ亡くなったという不幸な高校生?が主人公で、彼の目線でストーリーが語られております。しかしドラマの方はいきなり出てきた日下守の姉?、がストーリーテラー。おいおい、そんなキャラクター、原作に出てないじゃん!。

 守に付きまとう車の男が刑事だったり、そもそも存在しない姉にかかわる精神科医?を原田美枝子が演じていたり(奇麗な人や)、もうやり放題。犯人へのきっかけとなる男が記者ではなくカメラマン?。そもそもの原因であるデート商法がなぜか老人をだます詐欺事件になっていたり、もうやりたい放題。

 あれですかね、宮部みゆきほどドラマ化の頻度が高くなると、もう内容的には関わらずに許可を与えちゃうんですかね?。と思われるくらいの改編。しかもですよ、犯人が............。

 というわけで、日本のドラマらしくつくりはじめっと安っぽく、原作本に触れていなかったら絶対に観ないであろうクオリティ。さすがのわたしも観たことを後悔するレベル。なんかね、悲しくなりましたよ、あまりにもあまりで。

「阪急電車 片道15分の奇跡」は戸田恵梨香の脚の美しさに驚く

 

 まず押さえておきたいのがこの作品、2011年制作の映画ということ。そう、今から12年前ですね。この12年の重みがこの作品を観て一番驚いたこと、なんです。

 そうです、ブログお題の通り戸田恵梨香。わたしの脳内ではすっかりおばさんとして定着している彼女ですが(すっごく失礼)、この作品に出てくる彼女の美しさと言ったらもう、たまりません。

 まず脚がメッチャ奇麗。細くて形の良い脚。だれが見ても美しいと思うでしょう。そして白いホットパンツ(なんか古い表現なんだろうか?)を履いたお尻。そりゃもうメッチャかわいい。お尻星人のわたしとしては絶対に見逃せないかわいさ。

 そもそも痩せ痩せの女の子にはあまり興味を惹かれないわたしですが、このときの戸田恵梨香には惚れてしまいそうです。お顔もなぜかかわいい(なんでなぜかやねん!)。いやいや、それなりに戸田恵梨香の昔からの記憶はあるはずなのに、この作品のお顔はとてもかわいい。ミサミサなんかよりずっとかわいい。

 というわけで、戸田恵梨香の容姿を語っただけでこれだけ来てしまいました。ついでに書くと、中谷美紀も十二分に美しく、っていうか彼女はもともと美しい人だから(お誂えむきのデスティーニー♪を知っている人いるかな?)。有村架純は最近のかわいさ並みにかわいい(意味がわからん)。芦田愛菜は今の方がかわいい。

 閑話休題。さて内容ですが、このお題を見るとなにやら見知らぬ人たちが偶然集まって、すごく特別なイベントが起きてしまう的なモノを期待しませんか?。わたしはそうです。なんたって奇跡なんですから。

 ところがどっこい、それぞれの出演者間の密な関係は存在しますが、あくまでも局所的。言ってみればオムニバスですよ、それぞれのエピソードがかわるがわる語られる形式。奇跡ってなんやねん!、が正直なところ。

 そして似ている。それぞれのエピソードが似ている。婚約不履行だったり、DVだったり、友達にハブられる不安とか、教師に辛い言葉を投げかけられるとか。そう、いじめという大きなくくりに入っちゃいそうなエピソードなんです。細かく言うと違ったりするけれど。

 で、ちょっと書いておきたいのをいくつか。中谷美紀の婚約相手、いやいやあんな奴と結婚しなくて本当によかったんじゃない?。結婚前に素性が知れて良かったんだよ。それにしても女って、攻撃先は女なんだね。安めぐみというドンピシャな配役が良かったね。

 戸田恵梨香はあのDV男に惚れているんじゃなくて、彼と付き合っている自分が好きなんでしょ。宮村信子、最後の最後にキレてお説教。いや、それ、無理だから。そんなまともなハナシ聞くような連中じゃないよ。一番良かったのが小学生の女の子。中谷美紀と駅のベンチで話すシーン。とても、とても良かった。

 というわけで、ぐずぐず感はあるものの、思いのほか楽しんでしまったのでした。12年と言う歳月の不思議さを味わった感じ。って、それは容姿の問題ね。でもそれも含めて楽しめます。お題を減点して、準オススメって感じか。

「ニューヨーク東8番街の奇跡」はお子様向け

 

 ちょっと懐かしいお題を見つけたので予約録画。記憶が苦手なわたしは、何が助けに来てくれるのか覚えていない。ただ宇宙的な何か、という記憶だけ。

 大きなビルの開発予定の土地に立っている古びたアパート。ここの住人だけ立ち退きに反対していて、いわゆる地上げ的な迷惑行為を受けている。ふむふむ、このへんは面白い。録ってよかったなどと思いつつ観てましたが、アレが出てきてアレの能力がわかってきたあたりで、ちょっと雲行きが怪しくなってきた。

 そして子供。ここでもうはっきりと、そうかこの映画はお子様向けだったのねと気づかされる。そりゃヒューマンドラマにかけてはいるものの、肝心のアレの存在がとてもお子様的。説明が上手くできないけど、ちょっと観ているのがツラくなってきた。

 というわけで、一応スピルバーグ監督作品なので最期まで頑張って観ましたよ。でも評価は変わらず。ごめんなさい、わたしには相性が悪かったようです。

「君の名は。」は1度目はアレだったけど2度目は良かったよ

 

 お題にもあるとおり、2度目の鑑賞です。1度目の感想があるかと探したのですが、なかった。でも、しっくりこなかったことは覚えている。そう、なんたって「転校生」だから。何番煎じだよって。そしてバイト。あの男の子の給仕のバイト、いきなりあの女の子が対応できるわけがない。なんか調子悪い?ってレベルじゃなく、邪魔だから帰れと言われるハズ。そんな甘さが気になって。

 でもね、2度目はなぜかそれほど気にならなかった。そんな些末なことも大事ではあるんだけれども、そこつついてもって思っていた。「転校生」はしょうがないとして、あ~感じていたより短い時間の繰り返しだったんだなって。そう入れ替わりの時間とかタイミングとか。風呂禁止!?、何日も入らんのか?ってありゃま、丸1日すらも入れ替わってなかったのね。これも詳細を気にしなくなった要因。

 で、とにかく奇麗。絵がとても奇麗。新海誠監督の作品の共通項でもあるんだけれど、この作品では特に奇麗さが際立っている気がしました。いいことです、奇麗なこと。

 赤い髪留めを渡している時期。そしてラスト。この時間の流れも特に違和感を覚えずすんなりと受け入れられました。頭の中にはOne more time~♪が流れておりました。

 というわけで、二人が惹かれあう流れ、とてもいいと思います。三葉もかわいかったしパンツも見られたし、好きな作品として円盤焼くことにします。まだ観てない人はなかなかいないと思いますが、奇麗ってだけで観てみてくださいよと。そして好きになってください。おススメです。

「ちょっと今から仕事やめてくる」はもっと早くやめろよと思う

 

 なんかお気軽でだらしない奴が主人公の映画化と思ったら、あらまビックリ。調べたけどこれ2016年からの小説が題材の作品。おいおい、そんときゃもうあんなブラック企業って存続できないんじゃないの?、ってくらい酷い職場。

 いや、むか~しの営業なんて、こんな職場がゴロゴロあったんだろうけれど、さすがに昨今の社会では、ありえなさすぎる。と勝手に想像しているんですが、間違ってます、わたし。

 であるからですね、逆になんでとっととこの青年は会社を辞めないのかが、不思議でしょうがない。還暦過ぎのわたしが思うんだから、今現在の20代の若者が観たら、もっと強くそう思うんじゃあるまいか。

 なんか同じ話を繰り返しているので、ストップ。ネタバレは書きたくないタイプの作品なので、極力書きませんが、もう一人の彼にはもうひとつの存在の選択肢があったわけですよ。それは作品の中でもわざわざ匂わせています。

 今回のオチがわたし個人的にちょっと納得がいかないので、そっちでも良かったんじゃないかと考えますが、それはそれでリスクが大きい、ですよね。なかなかキレイに結末を迎えるのも難しそう。

 確かに今回の結末を選択し、かつ、もう一つの選択肢で得られていただろう夢感、みたいなものもしっかり取り入れたわけですが、それがちょっとアザトイと感じてしまう。うん、さっきから何を書いているのだろう、くどい、くどい。

 というわけで、正直、観ているのがツラい作品です。プレッシャー系に弱い方は観ない方がいいかも。お題の言葉がもっと早く口から出ていたら、とは思うのですが、最後まで引っ張った故の結末ってことでしょうかね~?。ダメだ。つまりわたしは好きじゃないんだ、この映画。