役所広司だからね、予約録画した理由は。でもさ、お題の通り、正直意味不明な内容で、拒絶反応と戦いながら最後までなんとか到達できた、みたな心境で観ておりました。学生の頃ならこの不可解さが気持ちよかったかもしれませんが、還暦過ぎのおじいちゃんの心には残念ながら刺さらなかった。
監督はあの黒澤清。某所では評価の高い作品だそうで、きっとわたしの理解力というか頭の柔軟性が無さ過ぎて、受け付けなかっただけなのかもしれません。「調和」がメインテーマのようで、森の中の空き地に生えているしょぼい木が、なにやら特別な存在とか。自分が生きるために森の他の木々を毒で殺すらしい。
出演陣は割と豪華で、謎の木を守る男に池内博之、木を奪おうとする組織のリーダー格に大杉漣、他に風吹ジュン、松重豊、田中要次等々、見慣れた俳優さんたちがいっぱい出ております。
ラストもワケワカメで、肝心の木は焼けてしまい、残された役所がどうのこうのと。いやそれ、マジで言ってるの?とはわたしの心の声なんで、聞かないでくださいw。
というわけで、とにかくわけがわからない映画を観たい人、にしかオススメできない作品です、はい。