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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「ザ・クリーナー 消された殺人」はアイデア良し、泣ける、でもグダグダあり?

 

ザ・クリーナー 消された殺人 [Blu-ray]

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  • サミュエル・L・ジャクソン
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 いつもメモを書くときに思うこと、なんでこの作品を予約録画したんだろ?って。サミュエル・L・ジャクソンだから?、否。「アパルーサの決闘」(メモ)で主演だったエド・ハリスが出てるから?、否。そうです、このクリーナーの意味があの特殊清掃のことだったから。

 自然死や事故死等々、家の中でご遺体が傷んでしまった場合、建物をなにもなかったかのようにキレイにお掃除するのが、この特殊清掃を仕事としている人たち。主演のサミュエルは元刑事で、今はそのクリーナーの仕事をしています。冒頭でこの仕事を観客にわかってもらうために、いくつかの現場のお掃除風景が流れます。まあ、見事というか潔癖というかの仕事ぶり。観てて気持ちいいくらい。

 で、とある高級住宅での殺人現場っぽい居間のお仕事。銃で撃たれたらしくソファーやテーブル、床や窓にまで血痕が。そこを一つ一つ丁寧にお掃除するサミュエル。そして見た目的にはもう何もなかったかのような仕上がりで、仕事を無事に終え、会社だか自宅だかに帰った彼ですが、その住宅の鍵を返し忘れたことに気づき、翌日だったかな?、再びその住宅に訪れるのですが、が、が。

 いや~、いいアイデアですよ、ここでは書きませんが。ここまでキッチリとした作りで目が離せません。でもね、後半から終盤にかけて、警察側にも敵がいるみたいなところが、わたしのカスカス脳では理解が追いつきませんでした。もちろん、最後の種明かしは非常にわかりやすかったんですが、その結末にあのごちゃごちゃ必要かい?と思ってしまう次第。

 そうそう、サミュエルの高校生の娘。この親子関係がまた泣かせてくれましたよ。もう号泣モノでした。

 というわけで、もったいないから多くは書きません。ぜひ見て欲しい作品です。泣ける映画はいい映画。そっち方面もバッチリです。

「御法度」大島渚は何を撮りたかったのか?

 

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  • ビートたけし
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 すごいお題を書いてしまいましたが、わたしに大島渚の心うちがわかるわけもなく、すでに冒頭のあたりでお題への後悔が、が、が。

 実はこの映画を録ったのは、その前に大島渚のドキュメンタリーを見たためです。どちらかというと、世間から批判を受けやすい作品を撮ってきた大島渚。あの「戦場のメリークリスマス」後に、脳溢血で倒れ、体にマヒが残ってしまいました。

 それでも地獄のようなリハビリをやり続け、再びメガホンをとったのがこの作品。新選組に入隊してきた松田龍平。お兄ちゃんですね。まだ前髪を切らずに怪しげな雰囲気。雑魚寝のシーンでいきなり同期の浅野忠信が、おいおいおい、知ってはいてもそんな映画なんだよねとつぶやくわたし。そうです、たぶんこの作品、前に観たことがあるんですよ、細かいところはよく覚えてないけれど。

 近藤勇は誰なんだろ?と思っていたけど、ああ、テロップに名前があったね、映画監督の崔洋一だ。土方歳三はご存じビートたけし。沖田総司は武田真治という顔ぶれ。そうそう、坂上二郎が弱っちいけどそれなりの役で出てます。失礼は書き方だけど、なんたって新選組、みんな強いのが当たり前ですから、弱いのは特殊なんです。

 みなさんなかなかの好演でして、特に松田龍平、まだ若いのに妖しげな魅力?を振りまく最重要な役どころ。お兄ちゃん、しっかりと頑張りましたよ、エラいです。

 というわけで、いつもどおり何も書いてませんが、妖しげな、それも男衆の世界を描きつつも、新選組という力とルールで支配された漢の世界もしっかりと見せています。で怖いお題ですが(回収はできません)、戦メリからコレですから、大島渚のこだわりってなんだったんだろう?と思うわたしでした。

「フロントランナー」は誰が誰やら

 

 終盤の番組説明で知ったのですが、コレ、実話をもとにした作品だとか。なんで途中で番組説明を見たかというと、そうです、ヒュー・ジャックマンです。そりゃなんとなく似てるね~とは思っていたんですよ。でもね、なんか輪郭が丸っこいし、もっさりしているし。確かにね、目がヒューっぽかったんだけど、と我慢できなくなって番組説明を見たわけ。

 ヒュー・ジャックマンでしたね。わたしゃウルヴァリンの印象が残りすぎたのでしょうか、もっと逆三角形な輪郭の印象が強かったもので。

 アメリカ大統領選挙のおハナシです。主人公の周りにチームっぽい人たちが出ているんですが、当然選挙に勝たすためのスタッフですよね。それがなんだか、メディアの人々とごっちゃに見えて、もう誰が誰やらわけわからないうちに終わった感が強いです。これでお題回収。

 それにしてもですね、誰もが思うことでしょうが、選挙運動中に浮気なんかしてるんじゃね~よ!と。どんなにプライバシーの問題だと詰め寄るメディアに言い返したとしても、なんも説得力ありませんて。バカ、その2文字が浮かぶだけ。

 ハート候補でしたっけ?、この人イケメンでモテるらしいから、過去になんかあってもそりゃ自己責任とは思うのですが、チームとして頑張ってる選挙中に、しかもそれが大統領選挙中、さらにしかも、最有力候補(コレをフロントランナーという)だってのに、若い娘と浮気ですから。もう、感想としてはそれを書くしかないと。困ったおじさんだ。

 というわけで、みなさん、絶対バレますので浮気には気を付けましょう。てか、浮気してくれる相手すらおりません。わたしゃこのまま朽ち果てるだけ。悲しいね~。

「アパルーサの決闘」は前にもメモったけどまた書く

 

 お題の通り、です。なんだろ、ヴィゴ・モーテンセンの威力ときたら、今回もこの名前が予約録画する決め手。んん?、エド・ハリス監督主演??、なんか聞いたことある。ヴィゴはどこ?、あ~保安官助手だ、そうだ、観た見た。と。コチラ↓

koyan.hatenablog.com

 実に見事な簡単メモ。今回は特にレニー・ゼルヴィガーについて書きましょう。こんな西部の田舎町ですから、さすがのレニーもキレイ?というかかわいい存在となり得ます。しかもニコニコしててピアノが弾ける。いいですよ、役どころ。

 そう、その役どころなんですが、男がそばにいないとダメな人。エドが堅物だからしびれを切らして、ヴィゴにちょっかいを出すわ、さらわれた悪玉のボスといっしょに河原で全裸で水浴びするわ、もうやりたい放題。でも、そこがいい。

 フト、思い出したのが「BEASTARS ビースターズ」というアニメ。あのYOASOBI怪物という曲が主題歌になってると言えば、ご存じの方も多いかも。ここに出てくるうさぎちゃんのハル、彼女が頭に浮かんだんですよ。

 小動物の代表格であるウサギ。肉食動物から見れば食材以外のなにものでもありません。ルールとして食殺が禁止されている学校内であっても、本能的に肉食獣を恐れる気持ちは消えないでしょう。

 ハルはその不安から強い肉食獣たちに体を許します。抱かれているときは食べられる恐怖から逃れることができるから、なのです。噂は広まり、彼女は同じ女性陣から売女呼ばわりされますが、主人公の銀色狼であるレゴシは、彼女のそんな心を知ってか知らずか、理解しようとしているのかしないのか、噂など気にせず、清い交際を続けます。

 このハルとレニーがダブったんですね。同じじゃないですよ、でも、どこかに共通の重なる思いがあるのではないかと。

 というわけで、個人的に大好きなハルとかぶったレニーのおハナシでした。映画としても西部劇として王道を行く作りですから、ちゃんと楽しめます。でもあの全裸のレニーは、違う役者さんなんだろな?、きっと。

「そして、バトンは渡された」(瀬尾まい子)は強い娘じゃないんだよ(涙

 

 高校2年生の優子。一緒に暮らしているのは森宮さんという20歳(だったかな)年上の男性。血のつながりはないが現在のお父さんである。物語はココからはじまる。

 優子は幾度となく名字が変わっている。最初は水戸、田中、泉ヶ原ときて森宮。高校の担任の先生も、明るく振舞ってはいるが悩みがあるのだろう?と優子のことを心配している。しかし、当の本人は悩みがないか聞かれること自体に困っているくらい、悩みがなく現在の生活に満足している。彼女は強い

 例えば、仲の良い友達とちょっとした異性に関するすれ違いで、友達はおろかクラスから無視されるようなことになっても、辛くはあるけれど時間が経てばどうにかなる、と信じて疑わずいつも通りの自分でいられる。友達を、そしてクラスのみんなを恨むようなことはしない。彼女は強くてとてもいい娘

 彼女の過去も小学校2年生の頃から語られる。もっと以前に彼女は母親を亡くしていた。新しい母親。その人は夫に連れ子が居たことに感謝している。なんたって出産ってヤツは「スイカを鼻の孔から出しながら、腰を金づちで殴られるくらい苦しい」と聞いていたから。この表現、秀逸。

 しかし父親は海外出張のためブラジルへ。それが原因で離婚。母親と2人暮らし。貧しくも楽しい日々。

 小学6年生のとき、友達が習っていたピアノが弾きたいと、何気なく母親に漏らしたところ、なんと彼女はピアノが弾ける大きな家を持つ年上のおっさんと結婚。防音設備のある部屋に、手入れの行き届いたワイン色のグランドピアノ。お手伝いさんのいる生活。

 しかし母親は贅沢だけれど退屈な生活がイヤになり、家を出て行ってしまう。といいつつ毎日夕方だけ家に帰ってくる母親。そんな生活が1年も続き、いつのまにやら2人は離婚もしていたという。

 そして母親はとうとう家にも帰らなくなり、ある日突然、旦那となる男を連れて現れる。それが冒頭の森宮さんだ。そして再婚してすぐ、母親はまた姿を消す。

 とこんな説明じゃ訳ワカメですよね、ココまでの物語で全体の3/4を超えるくらい。ここでやっとこさ2章に入り、短大を出て就職していた優子が結婚というハナシになる。

 実はですね、この小説、映画化されてまして、文庫本の表紙も思い切り映画のソレ。永野芽郁田中圭石原さとみの写真がバンバンと。気になって予告編を見ちゃったんですよ。そしたらなんかどんでん返しみたい?のがあって、が最後に解けるみたいなことナレーションしてるわけです。

 だからどこからハナシの展開が急変するか楽しみに読んでいたのですが、前述したとおり、長い長い1章も終わってしまって、主人公の結婚という終盤にただただ入っていくという、肩透かし。え?、えええ?。と思っていたんですが、どうやらその謎とやらは2番目の母親の失踪ってことらしいです。わたしゃ単に飽きっぽい彼女が、地味な暮らしに飽きて出て行っただけだと理解しておりました。

 で、お題の回収なんですが、最後に森宮さんという父親と暮らしてきて、今度は自分が結婚する立場になってみて、やっと気づくんです。わたしの父や母になってくれた人たちがどれほど自分を愛してくれていたかは理解できていました。でも、その人たちもそれぞれどれだけの覚悟をもって自分の家族になってくれていたのか。やさしさに包まれてばかりな自分は、もっと彼らの気持ちを考えるべきだったと。

 家族が変わってしまう。その現実に優子は心を破壊されないよう、傷つかないよう自然と心を防御していたのでした。彼女は決して強い娘ではなかったのです。悲しいですね、もう号泣モノでした。

 というわけで、いつになく書きすぎて余計に訳がわからなくなってしまいました。オーラスでバトンの意味もしっかりと味わえます。いいおハナシでした。感動です。号泣です。おすすめ、です。あ、ちなみにこの本も本屋大賞を取っています。

「ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-」は男の子だけの青春

 

 なぜ予約録画したのか?。きっとこの作品が京都アニメーション制作だったから、としか思えない。なぜって?、わたしはアニメ好きなんですが、スポーツものはよっぽどのことがない限り、初物に手を出さないから。

 そうです、パッケージを見ての通り、水泳です。シンクロでも、水球でも、ジャンプでもなく、純粋な水泳。これって珍しいの?。

 作画は京アニらしく丁寧で繊細ないつもの雰囲気。しかしですよ、観ていて驚いたことに、この作品、女性がほとんど出てきません。そりゃプールの片隅に同じ水泳部員の女子の姿や、親友のお母さんくらいはちょこっと出てきますが、あとは真面目に男だけの世界。凄いよ、いったいいつBLに推移してしまうのだろうと、ハラハラしながら観ておりました。

 期待は良い方に裏切られ、最後まで男の子の青春を貫き通しております。涙腺崩壊中のおじさんはですね、自分の学生の頃と比べたりして、羨まし涙がガバガバ出てしまいました。こんなに気持ちをぶつけあったりしないですからね、一般の学生、しかも中学生ですよ、主人公たち。

 と、自分を慰めながらもけっこうな号泣の嵐。わたしゃよっぽど青春に悔いを残しているんですね。やって失敗したソレではなく、何もしなかったソレです、ね。

 というわけで、ありゃ、また内容がないようで。中学に進学した水泳大好き少年たちが、それぞれの思いを持ち、その思いをぶつけあいながら、最後は…。というわかりやすい展開。青春欠乏症おじさんは泣けますが、女性の方たちはどう感じるのでしょうか?。てか、みんな可愛い男の子なんで、受けはいいと思いますよ。おススメです。

「謎解きはディナーのあとで ベスト版」(東川篤哉)は短編集だった

 

 もちろん本屋大賞受賞作から選んだ作品。これ、テレビで櫻井翔がドラマやってたやつだよね。わたしゃ観てないんで知らないんだけれど、つれあいが観ていたらしくて、主人公の宝生麗子北川景子がやっていた等の情報を教えてくれました。

 で、わたしが買った本。ベスト版ってよくゲームソフトにある、初版から時間が経ったから安く売ります的なモノかと思ったら、なんと、著者自身が選別した3つのハナシと、プラスベスト版用の書き下ろし作品が入っていると。つまり、この作品は短編を集めた形になっていると、今回初めて知りました。

 いや~、短編集を否定する気はありませんが、ここしばらくまるで接してこなかった形式なので、読んでみるとどうにも物足りなさを感じてしまうのは、わたしの個人的な勝手な感想ですね、はい。こればかりはそう思ってしまうのだからしょうがない。でも、本屋大賞取っているんですよね、この作品。

 たしかに主人公である宝生麗子と、実際に謎解きをする若き執事とのやり取りは面白いし、アホの代名詞みたいな風祭警部もいいキャラしてますよ。でも、でもですよ、やはり物足りないのでございます~。ごめんなさい。

 というわけで、ほぼ中身の紹介がないまま忘備録を終わります。驚いたことに、次に読もうと思って持っていた作品(もちろん本屋大賞受賞作)も短編集みたいだったので、慌てて他の作品に切り替えました。続けては、さらにキツイ。これも「馴れ」なんでしょうか?。

「中庭の出来事」(恩田陸)は脚本家(脚本(脚本))で混乱必須

 

 久々の恩田陸。最近本屋大賞受賞作品を漁っているわたしですが、コレは確か違う気がする。なんだろ、近くの古本屋さんで見つけたのかな?、それとも山本周五郎賞だから?。覚えてない。

 チラっと中を開くと、ヤバい、本じゃん!。役者名が書いてあって、それぞれのセリフがあって、ト書きがあってみたいな。わたし、どうにもこの脚本みたいな本に良いイメージが無いんですよ。昔ですね、「桜の園」という名前だけは知っている文芸作品に手を出したんですよ。記憶が正しければ、確かこの本、中身が脚本になっていたと。

 もちろんわたしのことですから、内容についてはきれいさっぱり忘れています。ただ、ただただ、あまり面白くなかったな、という記憶だけが何故か残り、この手の本に良い印象をもってないという、ただそれだけのしょうもない印象です。

 がしかし、手に入れたからには意を決して読み始めました。助かったのは、すべての章が脚本形式ではなかったこと。そうですね、大まかに3つのタイプの章に分類できます。まずはわたしが恐れていた脚本形式。まさに舞台での女優3人により1人芝居。あとは普通の文章なのですが、おそらく登場する女優、脚本家にまつわるメインのストーリー。そしてまったく関係のなさそうな男2人のひたすら歩いている旅?のハナシ。

 しかもですよ、それぞれの時系列がまたけっこうなぐちゃぐちゃ具合で、読んでる人を不安に貶めるような造り。頭痛い系。わたしは最近本を読みながらメモを取る癖がついているのですが、そのメモ量たるや過去最高を記録しています。だって書かないとわけわかんなくなるから(書いててもわかんないですけど)。

 この本を読みながらフト思い出したのが、昔読んだこの本↓

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 そうねそうね、2つのまったく違った世界のハナシが交互に語られるんですが、なんとな~く接点があるのが感じられる、そんな内容の本。でも残念ながらこの本は最後まで種明かしをしてくれませんでした。そこは自分で想像せよ、ってタイプなんです。

 でもね、恩田陸はラストで見事までに、今までの伏線をほぼきれいさっぱり回収してくれました。構造が構造なのですべてスッキリとはいきませんが、な~るほどそうなっているのねと納得は出来ます。そこはとてもありがたかったですよ。

 ただね、他がスッキリしただけに、わたしの場合2つだけ気になるところが残りました。この本の内容でも触れている謎の人物の正体についてと、就職活動をしていた女学生の3つの顔。後者はもしかして女優3人と関係している???。とこの感想を書いていて思い出しました。最後に書かれている解説、まだ読んでないや。そこになんかヒントが書いてあるかな?。あとで読んでみます。

 というわけで、とても苦労して読みましたよ。脳みそがとても疲れますが、面白いのは面白い。だから最後まで読めたんだと思います。さすが恩田陸、いつもとは違う難しさを味合わせてもらいました。おススメします。みなさん、ラストでスッキリしてください。

「荒野のストレンジャー」はオカルト作品?

 

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  • クリント・イーストウッド
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 クリント・イーストウッドが監督かつ主演の作品。たぶん2作目とかくらいの初期の作品だったような気がする(監督として)。どっかで見たような海辺、もしくは湖畔の町。これがね、全部ロケ地に作ったセットなんだと。たしかにそれっぽいけど、それはそれで凄い。

 いつもどおりに怪しげに登場するクリント。さっそく酒場で悪そうなやつを3人ヌッ殺す。この3人、実はもっとヤバそうなヤツらが刑務所から出てきて、町に復讐に来るってんでそのために雇った用心棒だった。当然の流れで町の人たちはクリントに代わりの用心棒を頼む。報酬はなんでも言うことを聞くこと。

 で、クリントはヤバい奴がくるまで、それなりに自分勝手に町で暮らすんだけど、反感買ったりなどのゴタゴタあり。でね、なんか変なんだけど、そのヤバい奴らが刑務所に入った理由ってのが、前の保安官をムチでなぶり殺しにした罪らしい。おかしいのが、この前の保安官ってのがクリント???。うん、ここで止めておきましょう。

 とうわけで、西部劇にしては珍しく、なにやらオカルトチックな作りになっているんですよ。その点を評価します、わたし。変わってるから観てください。

「羅生門」の京マチ子はエロい

 

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 黒澤映画です。おそらく前に観ていると思うのですが、いつものとおり記憶がすっかり抜け落ちていたので、なつかしさを求めつつ鑑賞。

 記憶のない状態では、鬼のような三船敏郎が女を捕まえて、羅生門の上で犯してしまう、みたいなものを勝手に想像してましたが、かなり違って笑えましたよ、自分。

 百姓(志村喬)と坊主(千秋実)が「もう人を信じられん!」みたいなことを呟くように、羅生門の下で雨宿りしている。なんか魂が抜けちゃったような感じで、よほどひどいことを目にしてしまったのだろうと思うでしょ?。そこにやってきた半分泥棒みたいなやつがその理由を聞き、それに答えるように物語は進みます。

 ここで京マチ子が登場です。馬に乗って市女笠をかぶり、旦那は馬を引いて旅でもしているのでしょうか?。そこになんとかっていう大泥棒らしい三船敏郎。昼寝しつつなので、木の陰で二人を見過ごすみたいな感じだったのですが、そこに一陣の風が。レース(とは言わないか)が風にあおられて京マチ子の顔が一瞬晒されます。これがまた、なんともエロっぽい。プクッとした顔は時代的に美人の要素だったのでしょうけれど、目は紐みたいではなく、しっかりと大きい。そして白い。やわらかそうに、白い。これは三船も堪らんとばかり襲ってしまったわけ。

 当然のように事件が起こるわけですが、場面は検非違使の前で証言する人々。あの百姓と坊主は目撃者として連れてこられた模様。ゲラゲラ不敵な笑いを浮かべながら証言する三船。号泣しながら悲しみを訴えかける京マチ子。旦那は予想通り殺されたみたいで、潮来みたいのが降霊して証言します。時代が時代だからね。

 で、なんかみんなの証言が一致しない。真実は如何に?ってのが、百姓と坊主が人間不信に陥った原因らしい。でもね、そこんとこ、あまりピンときませんでした。わたしの理解力が劣るのはもちろんですが、音声が昔の作品ゆえか、どうにも聞き取りにくくて、それが理解を妨げてしまったという言い訳をさせてください。

 というわけで、実際にチャンバラになったら、あんな感じなんだろうな。ってのと、京マチ子のエロさが輝いていた作品でした。

「村上海賊の娘」(和田竜)の景ちゃんはアイドルです

 

 

 本屋大賞です。ずいぶん前ですが。おかげで安く購入することができるのです。まずは上巻。表紙に後ろ姿を晒すこの物語の主人公、。大きな目に筋の通った鼻、分厚い唇。彼女は瀬戸内周辺では大変な醜女(しこめ)として有名。だけどそれは西洋の女性と似た風貌だから。オランダ人などを見慣れている地域では、えらい別嬪さんとして迎えられます。そう、それが彼女のモチベーションで大坂方面に向かうのです。かわいいよね。

 村上海賊は瀬戸内海の能島来島因島に分れた海賊さんたち。三島村上などと呼ばれています。一番強いのが能島の村上武吉。その娘が景です。表紙絵でわかるとおり、手足が長く、ノースリーブだし太ももも露わだしと、サービス満点。戦うとめっちゃ強い。登場していきなり何人もの人を斬り刻むんですが、それは相手も承知の上で戦っているので、決して無抵抗の人間を斬るような人ではありません。でも、怖いけどね、強すぎて。

 父武吉に溺愛されて育ったので、自由気ままというか、好き勝手やって生きてます。娘の景ちゃん。先に述べたなんともかわいらしいモチベーションにより、船を出すのですが、行った先で散々な目に会います。自分が戦好きとか思っていたのも、なんと甘い考えの上だったのだと、もう、コテンパンに打ちのめされて能島に帰ってくるのです。

 かわいそうだよね、わたしも胸が苦しくなりました。そう、帰ってきたのはもう下巻に入っていました。この下巻の表紙にさりげなく景ちゃんの顔が書いてあります。微妙にあっさりと描いているところが、まあ、いいでしょう?。それより前にわたしの心の中にはしっかりとした景ちゃん像がすでに出来上がっていましたから。

 帰ってきた景は、再び心を熱くタギラせて戦場へと向かっていきます。能島から着物をすべて脱ぎ捨てて海に飛び込み、船のある浜に上がり全裸のまま仁王立ち!。う~ん、いいね~景ちゃん。

 そんな彼女の信念を、何度も何度も死の淵に立ちながらも、しっかりと最後まで貫きとおす。立派です。わたしは完全に景ちゃんのファンになりました。

 というわけで、いつものように何書いているかようわからん感想になりましたが、とても、とてもとても面白い読み物です。ぜひぜひ、まだの方は読んでくださいませ。必ず景ちゃんのファンになること必須です。

「鹿の王」(神橋菜穂子)は素晴らしい

 

 いや~、この題名、なんだろ?TVCMで見たのかな?。そんときわたしの頭に浮かんだのは、ずいぶん前にドラマでやってた「鹿男」。なんか面白くて観てた記憶アリ。だって頭だけ鹿なんだものw。

 そんな記憶持ちのわたしがこの本を選んだのは、そう、本屋大賞漁りをやってたから。恩田陸もずいぶん読んだし、次は何読もうかと悩んだときは、本屋大賞ですよ。例題の受賞作を検索して、古本で安くなっているのを探す。この作品もかなり前なんですね、受賞したの。だから安く買えたというハナシ。

 表紙の裏、作者紹介。なんと、あの「獣の奏者」の作者さんですか。あれね、NHKでアニメやってたの観てたんですよ。それが正直言ってつまらなかった。まず、肝心の獣の姿や動き、表情がダメで感情移入できない。だから獣を愛する主人公エリンにも感情移入できない。困ったもんだ、鹿男とエリン。なんか悪い予感しかしない。

 でもね、読み始めたら.....。もう、すぐにハマりました。主人公のヴァンが奴隷として働いている岩塩鉱が、犬に襲われる。噛まれた人はみな死んだのに、なぜかヴァンだけは生き残る。そして、幼子のユナを見つける。

 ぐいぐい引き込まれる。主人公はもうひとり居て、昔黒狼熱で滅んだ国の末裔である医者のホッサル。若い彼が病気と向きあう姿は、なぜかすがすがしさを感じるほど。古い宗教的な医術の考えも、確かに、確かにアリだとは思うけれども、ホッサルのそれは現代医学そのもの。病原菌やウイルスまで想定して、人々を救おうとしています。

 他に登場する人々も、みな魅力的に描かれております。ユナの可愛さは天下一品。今放送している某アニメのアーニャに匹敵するくらいw。ヴァンを追い続けるモルファという組織の女性サエ。ホッサルの彼女というか助手のミラルも捨てがたいですが、サエはやはりこの物語のヒロインです。動物や人を追跡する技が半端ない。そして弓の名手。終盤ではすっかりヴァンに思いを寄せている描写が増え、読んでるコッチが嫉妬しちゃいます。容姿は詳しく描かれておりませんが、美人であると誰もが思い込む設定でしょう。

 いくつかの国、それぞれの事情。その国に生きているひとの考え。戦争で追い出された民。勝った側でも無理やり移住させられた民がいる。統治されていることが100%悪いことでもなく、メリットもしっかりとある。そんなそれぞれの立場の人々が、黒狼熱という病に対し、それぞれの行動をとるのです。このあたりの設定がまさに素晴らしく、感情だけで動いているわけではない複雑な心境の描写も、実に上手に描かれております。

 読書中に書いていたメモの量もかなりの枚数に。全部書いていたら終わりません。というわけで、とにかく面白かったことをみなさんに伝えたい。ぜひ、読んでください。

「ガール・オン・ザ・トレイン」は怖くてわかりにくいけど...

 

 ガールじゃなくてリーアム・ニーソンが乗っていたら違う映画になったよね、なんだったっけ?。

 これね、ちょっと深いですよ、造りが。まず登場女性の整理がなかなかできない、のはわたしの認知能力のせいだけど。3人覚えましょう。そして男、コチラはそうね、やはり3人かな?。

 パッケージの女性が主人公。なんで電車乗ってるのってツッコミは後半してください。ここでさ、車窓に流れる住宅なんだけど、気になる女性が居るとか言って、その2軒隣が昔住んでいたところとか言うもんだから、なんかごちゃごちゃになっちゃんたんですよ。いまだに整理できていないw。

 アル中で離婚した旦那がさ、新しい妻と同じ家に住んでいるのなら、2軒隣じゃないじゃん!。と思うんだけれど、違うのかな?。そこにベビーシッターとして来ている女性が2軒隣に住んでいて、精神科の先生とのツーショットを目撃したってこと?。なんかそんな気がしてきた。

 でも、元旦の新しい妻の赤ちゃんを誘拐するシーンとか、最後のシーンって、電車のわきの家じゃん。それっていつも車窓から見ている家じゃん。う~みゅ、よくわからん。

 というわけで、すいません、意味不明の感想ばかりで。もう一度観た方がいいかな?。でも最後はなんとなく納得できる終わり方するんで、これはこれで面白かったですよ、怖いけど。おススメしとこうかな、半分だけ。

「ドメスティック・フィア」はよくある新パパの恐怖

 

 久々にトラボルタなんぞ、と思いつつ予約録画。題名からお察しの通り、ドメスティックなアレですよ。

 息子が大好きなんだけれども、夫婦は離婚、てな状態のトラボルタ。それにしても太りすぎじゃなかろうか?。役柄とかそういうんじゃないし。

 てな感じでもう言葉に表れちゃってますんで、書いちゃいますが、あまり好きなタイプの作品ではありません。よくあるタイプの自分の神経に無遠慮に触ってくるような構成で、正直、途中で観るのやめようかと思ってしまった。

 なんで元妻は町に来てまだ2年の、素性もわからないただの金持ちをあれほど信用するのか?。町に至っては表彰するくらい。少しは調査でもしなさいな。その不自然さが鼻につく。

 真実を知るのは、殺人を目撃した息子だけ。ずっとその状態。またこの息子、虚言壁のある自己主張の強い性格なのに、殺人犯と一緒に暮らすとかどうかしている。家出してでも離れるだろ。後半は大好きなパパが殺されるという恐怖があったから、まだ理解できるが。

 というわけで、なんとなく最後まで観れてしまう作りではあるものの、なんで観ちゃったんだろうとモヤモヤする感じ、わかります?。そんな作品です。おススメは、しません。

「雪国」はツンデレの極致

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 ドラマでした、映画じゃありません。しかも再放送ではなかったですよ、初回放送にちゃんとぶち当たりました。

 主演は島村役の高橋一生駒子役の奈緒って女優さん。学生の頃ちょこちょこと文学作品を読んでいたわたしですが、雪国は未読。せっかくなので映画(ドラマでしたが)でも観ておこうかと予約録画しました。

 まず驚いたのが小説冒頭の誰もが聞いたことのある文章。「長いトンネルを抜けると、雪だった...」でしたっけ?。あれね、わたしゃてっきり汽車がトンネルを抜けるシーンを連想していたのですが、なんと、徒歩だったのですね。あれま、ビックリ。

 ちょっと気になってググってみたら、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」が正解みたい。しかも鉄道のトンネルがモデルと書いてあります。改編したのかな?、このドラマ。

 高橋一生のとらえどころのないひょうひょうとした人物キャラ。いかにも作家らしいけれど、小説作家ではなくて西洋の衣服の評論家みたいな紹介でした。着たこともない服のことについて書いていると、何度か作中で言ってるし言われてます。

 問題は奈緒演じる駒子。お家の事情?で芸者さんやってます。でも、元カレである行男が病気だからどうとかこうとかって言ってた気がするけど、時間軸が合わないよね、なんかあやふやな理解力が情けない。そう、この行男役の人、どっかで見たことあるよ、高良健吾って人。朝ドラに出てましたっけ?。

 閑話休題。この駒子。島村のことが好きになっているんだろうけれど、恐ろしいほどのツンデレ。てかね、ほとんどツンなんですよ。ほぼ、ツン。ごくごくたまに可愛げなくデレるんだ。でも、デレるんだから、島村としては好かれている自覚アリ。まあ、わざわざ他の客のお座敷抜け出して、島村の部屋に逢いに来たりするんで、気に入られているのは明白なんだけれど、あまりにツンなんで、こりゃ大変だわ!と島村に同情するわたしでした(笑。

というわけで、ありゃりゃ、もうラストの終わり方覚えてません。描写的には再びトンネルだった気がするんですが、島村は駒子とどう別れたんでしたっけ?。また来るつもり?。う~ん、今度は本で読みたいです。そのうちに。ドラマ、オススメですよ。