中学生の頃、何も知らない友人を誘って新宿まで「ザッツ・エンターテイメント」を観に行ったわたし。ミュージカルに本格的な興味などなく、いろいろな大作をつまみ食いできるこの作品に、食指を伸ばしたのではないだろうかと、今思えば不思議な体験。てか、付き合わされた友人に陳謝。
当然「オズの魔法使い」のジュディ・ガーランドは知っていた。娘がライザ・ミネリであることも。そしてなぜかその血縁が「スター・ウォーズ」のレイア姫へと。って、今調べたらレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーって、デビー・レイノルズの娘だったのね、あの「雨に唄えば」の。なんかジョディとデビーって似てる?、オデコちゃんだからw。
閑話休題。ジョディの自伝映画です。もういいお年になっておられて、仕事の方もなかなかに厳しいご様子のジョディ。小さいお子さんが2人いますが、ライザはもう大人になっているようです。で、離婚、親権は父親に。
一人になり絶望するジョディ。ロンドン公演で新しいアシスタントが付く。この女の子がとてもかわいい。調べたらジェシー・バックリーという人。
詳細は覚えていませんが、お酒なんですかね、ジョディの人生を狂わせているのは。まだ新人時代、オズの魔法使いの頃のジョディも記憶として登場します。まさにアイドル。厳しい食事制限。辛い思いをたくさんしております。
お酒、客とのやり取りでライブは台無し。仕事を失う。そんな彼女も最後に知人の好演に一曲だけとお願いして最後の熱演を。圧倒的歌唱力。いやはやアチラの女優さんは本当に唄の上手な人が多いんですね。って調べたら、なんとジョディ役の人、レネー・ゼルウィガーだったんですね、あらまビックリ。こちらもずいぶんとお年を召されて、まるで気づきませんでした。
というわけで、号泣の中、作品を観終わりました。ジョディ、なんと47歳の若さで永眠されてます。最後の最期までとっておいた楽曲「虹の彼方へ」。観客との合唱、もう涙なしには観られません。ジュディ、素敵な作品をありがとう。