2時間ドラマなんで円盤は発売されておらず。以前読んだ宮部みゆきのコレ↓
のドラマ化だったんで、ワクワクしながら鑑賞。ところがどっこい、最初から意味不明。なんと主人公と思っていた日下守の姉が登場。え?????、そんな人いたっけ?。
わたしの原作本を読んだ記憶も少し曖昧になっていたので、読んだときに書いたメモを今確認しました。もうね、そのメモすら読みこなせないほど登場人物が溢れている。この作品は人物の相関図がとてもややこしい、名前を覚えるのが苦手なわたしにはかなりとっつきにくかった作品だったようです。だからこそ、メモが生きたのか?。
ご想像の通り、映画にせよドラマにせよ、一冊の本を2時間の枠に押し込むのはかなり無理があります。ましてや登場人物の嵐みたいなこの作品。もうね、笑っちゃうくらい設定が変更されている。
原作では日下守という父は横領で行方不明、母は父を待って病に倒れ亡くなったという不幸な高校生?が主人公で、彼の目線でストーリーが語られております。しかしドラマの方はいきなり出てきた日下守の姉?、がストーリーテラー。おいおい、そんなキャラクター、原作に出てないじゃん!。
守に付きまとう車の男が刑事だったり、そもそも存在しない姉にかかわる精神科医?を原田美枝子が演じていたり(奇麗な人や)、もうやり放題。犯人へのきっかけとなる男が記者ではなくカメラマン?。そもそもの原因であるデート商法がなぜか老人をだます詐欺事件になっていたり、もうやりたい放題。
あれですかね、宮部みゆきほどドラマ化の頻度が高くなると、もう内容的には関わらずに許可を与えちゃうんですかね?。と思われるくらいの改編。しかもですよ、犯人が............。
というわけで、日本のドラマらしくつくりはじめっと安っぽく、原作本に触れていなかったら絶対に観ないであろうクオリティ。さすがのわたしも観たことを後悔するレベル。なんかね、悲しくなりましたよ、あまりにもあまりで。