なんかお気軽でだらしない奴が主人公の映画化と思ったら、あらまビックリ。調べたけどこれ2016年からの小説が題材の作品。おいおい、そんときゃもうあんなブラック企業って存続できないんじゃないの?、ってくらい酷い職場。
いや、むか~しの営業なんて、こんな職場がゴロゴロあったんだろうけれど、さすがに昨今の社会では、ありえなさすぎる。と勝手に想像しているんですが、間違ってます、わたし。
であるからですね、逆になんでとっととこの青年は会社を辞めないのかが、不思議でしょうがない。還暦過ぎのわたしが思うんだから、今現在の20代の若者が観たら、もっと強くそう思うんじゃあるまいか。
なんか同じ話を繰り返しているので、ストップ。ネタバレは書きたくないタイプの作品なので、極力書きませんが、もう一人の彼にはもうひとつの存在の選択肢があったわけですよ。それは作品の中でもわざわざ匂わせています。
今回のオチがわたし個人的にちょっと納得がいかないので、そっちでも良かったんじゃないかと考えますが、それはそれでリスクが大きい、ですよね。なかなかキレイに結末を迎えるのも難しそう。
確かに今回の結末を選択し、かつ、もう一つの選択肢で得られていただろう夢感、みたいなものもしっかり取り入れたわけですが、それがちょっとアザトイと感じてしまう。うん、さっきから何を書いているのだろう、くどい、くどい。
というわけで、正直、観ているのがツラい作品です。プレッシャー系に弱い方は観ない方がいいかも。お題の言葉がもっと早く口から出ていたら、とは思うのですが、最後まで引っ張った故の結末ってことでしょうかね~?。ダメだ。つまりわたしは好きじゃないんだ、この映画。