以前ですね、読んだ三浦しをんのエッセイですが(これね↓)
それがあまりにも面白かったんで、彼女のエッセイを数冊大人買いしました。それを単行本の刊行順に並べ、一番古かったこの作品から読み始める。
2002年刊行とあるので、作者が26歳より若いくらいなんでしょうか?。きっとどこかで連載していたんですよね、エッセイですから。ちなみに「ビロウ」の方が書かれたのはその5,6年後くらいだと思われます。
まず作品名ですが、あとがきにある通り、ご本人は自分の名前を冠したお題には反対しており、もともと「人生劇場」という渋いお題が決定していたそうです。お気持ち、よ~くわかりますよ。
エッセイなんで気になった点だけ書いておきます。まずはアルバイト。しをんさん、古本屋でアルバイトをしていますよ。執筆活動はとうに始まっておりますが、まだこのお年の頃は安定した収入がなかったのでしょうか?。そうそう、弟さんは大学入試の頃だそうで。
メモ(わたしが読みながら書いているもの)からつらつらと引用。「ヒカルの碁」の藤原佐為を女性だと思っていたとか、バイト仲間のクラバーの特性に驚くとか(わたしも勉強になりました)、青いiMacを使っていたとか(時代だね~)、飛行機がマジで怖いとか、服が本当に好きだとか、楽しそうな友達が多くてうらやましいとか、BUCK-TICKはいわずもがなとか、まだ使い捨てカメラを使っているとか、高倉健が云々.....。
というわけで、読んでいてとても楽しい気分になれますよ、はい。小説読後のデザートみたいな感じで、残りの在庫もじっくりと味わいたいと思います。