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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「ザ・マジックアワー」の佐藤浩市は笑える

 

 なぜこの作品を予約録画したかは、記憶なし。そもそも三谷幸喜はあまり得意じゃない。てか、舞台が好きじゃないんですよ、あの大げさな演技が。某トリックとかはテレビで観てましたが、どんどん飽きてくるというかなんというか。

 でも、今の大河ドラマは面白いので観ています。そういえば、昔やった新選組もお気に入りだった気が。そうそう、あのときも佐藤浩市が活躍しておりました。

 で、お題ですが、ギャングのボスの女、深津絵里と寝てしまった男、妻夫木聡がですね、幻の殺し屋と言われている、デラ富樫を紹介すると命欲しさに適当なことを言う。しかたなしに、売れない俳優、佐藤浩市をやとってデラ富樫の役を演じさせるというストーリー。

 思い出すのがわたしの大好きな映画、「歌え!ジャニス★ジョプリンのように」です。

 こちらは相手をだますとわかっていて、ジャニスとジョン・レノンの役を演じさせるってコメディ作品ですが、もうこれが腹がよじれるほど面白い!。感想がありました。

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 で、本作では雇われた佐藤浩市はあくまでも役者としてやっているのですが、まわりはみんな本物と思っているところが違う?、いや、同じか。そうそう、騙そうとしていないところが、違う。そうだ、そうだ。

 閑話休題。なんたって佐藤浩市の演技がですよ、めっちゃ面白いんです。演じてる、すごく大げさに人殺しを。いつもならこの臭さがダメなんですが、今回はそれがイイ!。臭ければ臭いほど笑えます。まあ、現実にはあり得ない設定ですが(すぐバレて殺される)、そこはそこ、コメディ映画ですから。

 深津絵里もいい具合にエロいし、西田敏行はまあそのまんまかな?。他にも三谷ファミリーみたいな役者さんがいっぱい出ていて、雰囲気だけは贅沢です。贅沢と言えばなんといってもそのセット。いい感じのヨーロッパ調の建物で、街の一角をそのままセットで組んでるんです。これは必見と言ってもいいかも。

 映画の最後にその過程が紹介されています。前にクリント・イーストウッドが西部劇の町をそのまままるごと作ってましたが、それとは質が違います。アチラは良くも悪くもアメリカンっぽいけど、日本人はきっちり作りますね~。ホントにすごいセットです。コレも感想ありました。

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 というわけで、三谷幸喜苦手派としては、珍しく楽しい作品を観ることができました。おススメです、観てください。