「ブラックジャックによろしく」（佐藤秀峰）読み終えたメモ その2

ブラックジャックによろしく 1

　途中までのメモはコチラ。膵臓がん患者と抗がん剤、生と死が主なテーマでした。
　そして今度の研修先は精神科。なんとですよ、日本全体の入院患者の4割を占めるそうです、精神科の入院数って。おそらく薬の使用率も半端じゃないハズ。それほど必要とされている科であるにも関わらず、どうにもこうにも、うん。
　就活に失敗し、統合失調症にかかった若い男性を中心に描かれております。そして彼は同じ入院患者の若い女性に恋をします。そんなとき、あの池田小学校の悲惨な事件が。
　もう何が正しいのかぜんぜんわかりません。どうしたらいいのでしょう？。人の尊厳と拘束。いい加減なシステムで扱っていい問題ではありません。と、安直な言葉で書くのはいとも簡単。明日は我が身、そうなんです、人ごとではありません。怖い。
　というわけで、iPhoneのみで全13巻（無料アプリ）、キッチリ読み終えました。読み応え満点です。おそらくこの作者以外の視点もたくさん存在しているでしょうが、今の医療現場に矛盾がたくさんあるのは事実だと思います。お勧めです、まだの方はぜひお読みください。