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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「河童」(芥川龍之介)のメモ

 

河童

河童

 

  先にお断りしなければなりません。このおハナシ、正直、ちゃんと読み込んでおりません。長期間に渡って読んだというのもあり、また、わたしの読解力の問題もあり、なんかね、よくわからん感じのまま、読み終えてしまいました。すいません、そんな状態での適当な感想です。

 どこぞの精神病院でしたか、そこの患者さんがいつも語っているというハナシが、この作品のストーリー。河童を見つけ、追いかけて行ったら、河童の国に落ちてしまったという、ちょっとアレな展開。

 何よりすごいのは、河童の国の文化というか、河童がいかに人間と違う思想を持っているかというか、そんな差異をかなり詳細に説明しようとしている点。よっぽど河童が好きなんでしょうか、芥川龍之介。

 わたしもね、ちょっとした短編小説なんだろうなと思ったら、予想以上にボリュームがあって(そんなに大したボリュームではありませんが)、ついつい、読み込むのが遅くなってしまった、という経緯があります。

 ラップとかなんとかってカタカナの名前が多い河童さん。これがなんとも覚えにくい。芸術家だったり役人だったり、自殺したり等々、主人公(語っている人間ね)が関わった河童の描写が延々と続きます。

 というわけで、芥川龍之介の河童愛に満ちた作品、という印象しか残りませんでした。お茶目な人ね、ってのも芥川龍之介に対する新たな印象です。河童好きな人にオススメしておきます。