たぶん前にも観ているだろう作品。主演はケビン・コスナー。この人、前から個人的に「格好いい人やな~」となんとなく思っていた人。郵便配達のとか、畑で野球とか、足に水かきが生えてるヤツとか、何を演じてても、というか、見た目が格好良いから得だろうなと、若干の嫉妬の目も含んでの印象。
だから今回もなにやら粗を探してやろうという下衆な目で観ておりました。ら、見つけましたよ、いちゃもんの付け所をw。完璧に個人的な印象なのをわかって読んで欲しいのですが、この人、表情が硬い。固い?、乏しい?、変化が少ない?、みたいな。
まさにいちゃもんですね、人としてどうかと思う、自分。で、とあることを思い出しました。昔、ミュージカル映画全盛の頃、ジーン・ケリーという有名な役者さんがおりまして、ほら、雨の中で踊ったり、水兵さんの格好したりの人。あの人も自分の表情の硬さに悩んでいたという、そんなことをフトね。
閑話休題、ってハナシが終わってませんが、無理やり。おそらく、なんとなくこの作品の印象があまりよくなかったことを覚えていた気がします。なのになぜ再び予約録画をしたか?、もちろんケビンの審査wもしたかった、というのと、ショーン・コネリーですかね。共演者の名前に惹かれたのだと思う。
観はじめて驚いたのは、監督があのブライアン・デ・パルマ。あの「キャリー」の監督さんです。他にいくつか知っている作品もあるのですが、逆にこんなもんか、と知ってる作品の少なさに驚いたりします。
そしてアンディー・ガルシア。若い若い警官の役。さらにビックリしたのがアル・カポネの役をロバート・デニーロが演じてました。なんとも贅沢な布陣。
ところがですよ、ショーンの登場シーンも、デニーロの笑顔も、なんかウスッペタイ。というか、作品全体がウスッペタイ。え?、ブライアン監督ってこんな感じ?。否、前に観たこの作品の評価は、同じギャングモノとしてなかなかのものだったハズ。
この作品の独特のコマ割りやテンポ、もしかして原作がアメコミで、その世界観を忠実に描いているから?、日本人のわたしには薄っぺらく感じたのか?。というのがわたしの超個人的な調べもしない勝手な推測です。
というわけで、と、思い切り放り投げるような終わり方で申し訳ないですが、豪華な出演陣と有名な監督の作品としては、ちょっと薄味に感じたわたしでした。残念。