いつもメモを書くときに思うこと、なんでこの作品を予約録画したんだろ?って。サミュエル・L・ジャクソンだから?、否。「アパルーサの決闘」(メモ)で主演だったエド・ハリスが出てるから?、否。そうです、このクリーナーの意味があの特殊清掃のことだったから。
自然死や事故死等々、家の中でご遺体が傷んでしまった場合、建物をなにもなかったかのようにキレイにお掃除するのが、この特殊清掃を仕事としている人たち。主演のサミュエルは元刑事で、今はそのクリーナーの仕事をしています。冒頭でこの仕事を観客にわかってもらうために、いくつかの現場のお掃除風景が流れます。まあ、見事というか潔癖というかの仕事ぶり。観てて気持ちいいくらい。
で、とある高級住宅での殺人現場っぽい居間のお仕事。銃で撃たれたらしくソファーやテーブル、床や窓にまで血痕が。そこを一つ一つ丁寧にお掃除するサミュエル。そして見た目的にはもう何もなかったかのような仕上がりで、仕事を無事に終え、会社だか自宅だかに帰った彼ですが、その住宅の鍵を返し忘れたことに気づき、翌日だったかな?、再びその住宅に訪れるのですが、が、が。
いや~、いいアイデアですよ、ここでは書きませんが。ここまでキッチリとした作りで目が離せません。でもね、後半から終盤にかけて、警察側にも敵がいるみたいなところが、わたしのカスカス脳では理解が追いつきませんでした。もちろん、最後の種明かしは非常にわかりやすかったんですが、その結末にあのごちゃごちゃ必要かい?と思ってしまう次第。
そうそう、サミュエルの高校生の娘。この親子関係がまた泣かせてくれましたよ。もう号泣モノでした。
というわけで、もったいないから多くは書きません。ぜひ見て欲しい作品です。泣ける映画はいい映画。そっち方面もバッチリです。