なつかしいね、思わず予約録画してしまいました。公開されたのが1979年。それってわたしが高校を卒業した年。曖昧な記憶だけど、映画館で観たような記憶アリ。なんたってクリント・イースト・ウッドが好きだったから。「ダーティーハリー」も映画館で観たし、その原型である「マンハッタン無宿」も後で調べて観たりしていました。そもそもファンになったのは西部劇。「夕陽のガンマン」の写真をデカデカと乗せたサントラ盤LPは、わたしが初めて買ったLPの第一号ですから。
というクリント愛?は置いといて、アルカトラズ。この手の作品は今はかなり苦手。窮屈な環境。コツコツと見つからないように努力。狭い穴を通り抜ける。最後の瞬間にすべてをかけ、失敗したら終わり。そんなプレッシャーをもうこの年になると受けたくない、ってのが正直なところ。
でもね、そんな苦しさの中にも、なんかクリントならやってのけちゃうオーラがガシガシ出ていて、何度もあった脱出をダメにするような危機も、サラッとやりすごしちゃうんですよ。それ自体は不自然で笑っちゃうんだけれども、クリントだから許せちゃうみたいな。
というわけで、この人はいつまで経っても、わたしのヒーローなんだと改めて認識した次第。作品の紹介になってませんが、忘備録ということでご勘弁を。名作です。ぜひ観てください。