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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「待ち伏せ」はみな若い

 

 三船プロダクション制作の1970年の作品だそうです。わたし小学校3年生。大好きな三船敏郎はしっかりおじさんですが、やくざ役の石原裕次郎はかなり若い。町人ヘアーのせいか、あまり格好よく見えなかったのはなぜでしょう?。最初にこの二人が素手で殴りあうのですが、三船敏郎、予想外に弱い。てか、わざと手を抜いてたんでしょうか、久しぶりの運動不足解消が目的で?。

 とある依頼を受けた素浪人の三船敏郎が、その目的地である峠の茶屋で一休み。その茶屋を舞台にいろいろな人生模様が、みたいな作りです。

 だメンズ代表みたいなクソ暴力旦那から離れられない女を浅丘ルリ子が。奇麗ですよ、目がとても魅力的。ちゃんと大人の女だし。峠の茶屋の孫娘との対比という感じでしょうね。

 役人が罪人を追いかけまわしておりまして、いっしょに斜面を転げ落ちる。いっしょに大けが。そのまま茶屋で介抱されるんですが、このへっぽこというか、口ばかりのどうしようもない役人が萬屋錦之介だったんですよ。そのキャラと若さゆえに最初はわかりませんでした。なんたって子連れ狼のイメージしかなかったもので。

 そして奥の離れか現れたのがなんと勝新。勝新太郎です。若いですよ~、勝新も。でもさすがに迫力あり。歳は三船より下に見えます。のちのち勝新の殺陣が見られるのですが、つい思ってしまうのがお兄さんの若山富三郎。役者としては弟の方が売れたかもしれませんが、若山富三郎の殺陣は半端なく格好いいです。上手いです(素人目ですが)。その差をなんとなく感じてしまう。ちなみに三船敏郎の殺陣は安定の職人技です。てか好き。見てて気持ちいい。

 三船敏郎というと、どうしても黒澤明作品と比較したくなるのですが、やはりそれは酷というもの。なんて偉そうに書く資格もないのですが、ちょっとテレビドラマっぽさを感じました。その作りに。

 というわけで、そうとは言え、大好きな三船敏郎が見られたのと、若いころの役者の人たちが見られたのは大きな楽しさでした。ワクワクしながら観ることができたした。時代劇が少なくなった昨今、昔の作品を観る楽しみがより強く感じられる、そんな作品です(いつもながら何書いているのかよくわからなくて、すいません)。