- 出版社/メーカー: SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
- 発売日: 2010/02/17
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わたしの世代としてはこの作品との最初の出会いはやはりアニメとなります。♪しのびが通る ケモノミチ 風がカムイの影を斬る♪。水原弘のしぶ〜い声が、これは大人のアニメだよ!と語りかけていたような気がします。
もともと白土三平作品には「少年忍者 風のフジ丸」「サスケ」で馴れ親しんでおりましたので、このカムイ外伝も幼いながらに違和感なく楽しんだ記憶があります。
さて閑話休題。主演は松山ケンイチ。「Death Note」のL役の評価が妙に高いのが頷けませんが、決して嫌いじゃない若手俳優。さすがに鑑賞開始時は違和感があったものの、あっというまに作品の中に溶け込んでしまいました。走る姿が元気があってイイじゃない。
エピソード的には、幼い頃の記憶の断片に残っているもの。鮫狩りの渡衆(わたりしゅう)やかわいいおねぇ〜ちゃんとの貝殻のやりとりは、シカと覚えておりまする。
で、肝心のデキの方ですが、わたし的には大いに楽しめました。アクション映画のジャンルになると思うんですが、いわゆる忍者の超人的ともいえる能力をガンガンのCGで描いております。ワイヤーロープも多用しているけれど、アレはあまり好きじゃない。
CGの方はアクションシーンだけではなく、風景や海などにも使われており、その遠慮なさ振りが気持ちいいほど。松山ケンイチの殺陣も予想以上にしっかりしていて(CGのおかげ?)、うれしい誤算。
というわけで、最初に書いたとおり、十分に楽しめた作品です。そうそう、カムイといえばタカかトンビの相棒がいたと思うのですが、残念ながら今作品には登場しませんでした。しかしAmazonの評価、真っ二つに分かれてますね〜。