恩田陸です。でもね、コレはいつもと違う。この表紙絵見てくださいよ。なんですか、コレ?。ライトノベル?。ってわたし、ライトノベル読んだことないんですが、よくアニメの原作になってますよね、あんなイメージ。
で、実際に中身もアニメっぽいです。未来の日本ですか、それとも違う世界線の日本。帝国主義?という今の日本に近い浮かれたエリアと、ミヤコと呼ばれる昔の時代の日本を良しとする古めかしい世界に、日本自体が分かれている模様。
主人公は、ちょっと待って、誰だろ?。う~ん、一応紫風(しふう)という学校の生徒会長。なんと彼がこのミヤコを統べているんです。その、なんだろ?、従妹かな?、可愛いイメージの蘇芳、となんでもできちゃう萌黄。どっちもとびきりの美人らしい。この3人を中心に、外部から、つまり帝国側からやってくる意味不明の敵と戦い?、を描いでおります、たぶん。
終盤、いつものように、コレ、どうやって収めるんだろ?と心配になりつつ読んでましたが、なんかね、そう行くの?、あっそうって感じで終わりました。変わらなくちゃってことなんだろうけど。
というわけで、いつもと違う恩田陸です。最初は違和感バリバリでしたが、読んでいくうちにキャラに愛着が湧いてくるじゃないですか?。だから最後までずずっと読めましたが、やはり違和感は残ります。なんか知らないけど違う恩田陸を読みたい人に、オススメしておきます。