多分前に読んでいるんだけれど、内容覚えてないし、メモも残っていなかったので、再読。わたしの好きな恩田陸の作品。
そうそう、田舎の有名進学校の寮のオハナシ。というか、夏休みの居残り組の夏がテーマ。読み進めてやっと気づく、そうかネバーランドってそういうことか。なんだかね〜、わたし鈍すぎる。
そして思ったこと。恩田陸の女子学生モノを何度か読んでいると思うんだけれど、さすが女性だけあってイキイキとした女の子の描写だね、という感想だったのですが、この作品、登場する4人の学生、み〜んな男!。あれあれ、男子学生もいけるんでしょうか?、恩田陸。
で、面白かったですよ。主人公的なヤツ以外の家庭環境が色々ワケアリ過ぎだったけれども、逆に主人公的なヤツが目立たない風になっちゃってますが、でも、面白かった。
わたしには作家的なことは一切できないので、男子学生を書くことすらできませんが、女子高生を主人公になど、金輪際書けませんよ。なのに恩田陸、大したものです。
というわけで、男の子同士ってどんな距離感なの?、を知りたい方は、ぜひ読んでください。