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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「球形の季節」(恩田陸)はちょっとわからん

 

 恩田陸です。「光の帝国」(メモ)から始まって、それなりの数を読んでいる作者です。なぜ惹かれるのか?、そうですね~、やはりその不思議な世界観でしょうか。けっこう変わった世界が好きなのです、わたし。あと年齢が非常に近い。だから読んでいても共感できる部分が非常に多いです。

 でこの本。まとめて買ったウチの一つなんですが、どうやら「六番目の小夜子」(メモ)の2年後、長編では次作ということになるそうです。小夜子はかなりのお気に入り、なんですが、この作品はなかなかに興味深かったものの、最後の方でなんというか、尻切れトンボ。つまりすべての謎を明かしてくれていません(小夜子が明かしていたかどうかはもう記憶にない)。

 面白いがゆえに期待が膨らみつつ読んでいたのですが、う~ん、ちょっと登場人物多くね?、とか、いろいろ不思議な事象がばらけ過ぎてね?、みたいな不安。そう、最後が心配系。で、その通りになってしまいました。

 一番の謎、跳ぶってなに?。単純に大人になること?、のわけありません。違う生き物になる?、なんじゃそれ?。やはりそこだけは消化不良。

 というわけで、ちょっと書きすぎてしまった気がしますが、楽しく読んで、最後であ~あ、やっぱりね、みたいな。みのりは好きですよ、とても。キャラ的にも見た目もかわいいらしいし。まあ、憎めない作品と言うべきでしょうか?。それにしても解説。なんであんなに小難しく書いてあるのでしょう?。わたしには絶対に書けない(当たり前)。おススメはしておきます。謎を共有しましょう。