ジョニー・デップがギャング役、クリスチャン・ベールが捜査官役。出演陣は豪華ですが、なんとも地味で実直な作品。
銀行しか襲わない、というポリシーのせいか、民衆にも人気があるらしいのがこのギャングさん。刑務所にぶち込まれても、当然のように脱獄してくる。あるとき知り合ったビリーという女性、この子がなかなかにかわいい。マリオン・コティヤールという女優さんです。
警察側があまりパッとした活躍をしないので、グダグダ感が強いですよ。それでも徐々にジョニーを追い詰めてゆき、最終盤の強烈なポカの後、終わりを迎えます。「男の世界」という映画。ダイイングメッセージ。出会ったときの想い出。終わり方は綺麗にまとめています。
というわけで、あまり印象に残る作品ではないかも。そもそも題名の意味が、何を主張しているのかがわかりません。民衆の敵?、ジョニーのこと?、だよね、みたいな。とりあえずジョニーをコンプリートしておきたい方に、オススメしておきます(勧めていないじゃん)。