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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「三月は深き紅の淵に」(恩田陸)の読みはじめメモ その1

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

 ↑この本、ついこの間、急ぎで購入したもの。実はその前に買っておいた本があって、それがコレ↓
麦の海に沈む果実 (講談社文庫)

麦の海に沈む果実 (講談社文庫)

 前回読み終えた「ドミノ」(記事)を買ったときにいっしょに手に入れたもの。ではなぜ、こちらの本を読まなかったかというと...
 なんでも三月シリーズというのが恩田陸にはあって、この麦海はその中の2番目に位置し、お題の本こそがシリーズ最初の本なのです。いわゆる、読む順番が推奨されているシリーズということ。その順番を尊重したワケです。
 入社5年目の主人公が、会長の別宅にて二泊三日で行われる「三月のお茶会」に招待される。人選の理由は「読書が趣味」なこと。お茶会には会長の他、無類の本好きが3人参加していて、この招待客にとある本を探させるという。
 もう、最初から面白い。この主人公がブツブツ良いながら会長の別宅にたどり着く。初めての場所、初めて会う人々。そう、彼にとってすべてが初めてのことだらけ。本を読み慣れていないわたしとしては、こういう設定の方が感情移入しやすい。いきなり延々と主人公周りの解説をはじめられては、それだけで辟易してしまうのだ。
 会長および、他の仲間三人がそのとある本について語り合う。そこも面白い。本好きな人の話を聞くのが好きなのだ、わたしは。そこでひとつ気になる言葉が、「本が好きであまりにもたくさんの本を読みすぎていると、すれるというか、云々」。探したけれど場所が見つからず、適当な記憶でごめんなさい。つまり、わたしみたいに本を読みはじめたばかりのものでも、その人なりの見え方があるということ。そう、今しか楽しめない感覚があると。そう聞かされちゃ〜、ゆっくりと楽しむしかありません。だからその後はいつも以上にゆっくり味わって読みました。急がずに。
 というわけで、まだ80ページほどしか読んでませんが、思い切りハマっております。この感覚は同じ恩田陸の、デビュー作である「六番目の小夜子」(記事)を読んだときと似ています。ワクワク、ドキドキしながら引き込まれてゆく、そんな感じ。今後が楽しみです。

「三月は深き紅の淵に」(恩田陸)の第一章読み終えたメモ その2