有名なヘミングウェイの作品。こちらも絶対に依然観てますが、例によって内容を忘れていたので、再見。
「あの日」までの描写が意外にあります。老人の暮らしぶり、老人になつく少年との関係、などをゆっくりと描いております。
そして運命の日。何日も漁での獲物がなかった老人の糸に、巨大な何かが掛かります。そう、糸の手ごたえでコイツがとんでもない大きさであることは、経験豊富な老人にはわかるのです。老人との格闘の末やっとその姿を現す獲物。それはなんともバカデカいマカジキ、でした。なんたって老人が乗っている船よりもデカいんですから。
見ていて痛々しいのは正直なところ。あの魚相手に糸を素手で操っているのですから。しかも飲み水も食べ物も、カスカスにしかない。だってまさかその日に帰らないなんてことは、想定していないですからね。
なんだかんだあって、…。もう、お疲れさん!としか言いようがありません。老人になついていたこの少年、良い奴です。とても大人。エラい。
というわけで、かなり昔の小説をもとにした、かなり昔の映画をゆっくりと楽しみました。観ておいて損はないと思います。そういう意味で、おすすめですね。