WOWOWだけで映画はお腹いっぱいって感じなわたしですが、つれあいは別。けっこうな頻度でレンタルビデオ屋に通い&借りてくる。今回もそのパターン。なんでこんなこと書いているかというと、TVCMなどで頻繁に宣伝していたような映画でない場合、ホントに予備知識ゼロの状態で映画を鑑賞することになります。そう、パッケージの簡単な説明すら読まぬままに。
過去に何度もそういうパターンを経験していたんですが、今回ばかりは思いましたね、せめて宣伝に使われる範囲のあらすじくらいは事前に知っていた方がイイんじゃないかって。だってね、この映画、中盤から終盤にかけてくらいかな〜、主人公が謎のスキンヘッドの正体を知るシーンを見てはじめて、わたしもコヤツの正体を理解できたんです。主人公が見ることのできない、スキンヘッドに関するたくさんのシーンを見ていた観客のわたしが...
いや、わたしが大ボケ野郎ってのもかなりあるんですが、長〜いあいだ、もうなにがなんだかわからなくて、そのときがくるまで「こりゃ地雷踏んじゃったかな〜」なんて思ってたほどなんですよ。でもわからないなりにも、映画そのものの作りとか雰囲気とかで良作の可能性を感じていたのがせめてもの救い。寝なくてよかった。
そんでね、この映画の核心を理解できたところでつれあいにそれとはなしに言ったんです、「そっか〜、この男はホニャララホニャララしてたんだね〜」って。そしたらそしたら、「そんなことは知ってたよ」と意外なお言葉。ビックリして「なんでわかったの?」と聞いたら、「普通、借りるときはパッケージの説明くらい読むじゃない!」だって。
というわけで、予備知識ゼロってのも考えものだな〜と思った次第。でもね、ゼロはゼロゆえに楽しめる点があるんですよね〜。う〜ん、どっちを取るべきか難しいところ。たまたま今回の映画が難解な組み立てだったからってのもあるけど、コレがもし新作1泊レンタルだったら見直す時間すらないわけで。幸いにもそうじゃなかったから次の日見直しましたが(途中までだけど)。
ありゃりゃ、ぜんぜん映画の感想になってないですね。コチラが事前に確認すべきだったかもしれない(^^;)公式サイト。イントロダクションだけでもぜんぜん見方変わってたな〜。ストーリーまで読んじゃったら、ほとんど…。やっぱ予備知識ゼロ方式で、自分を鍛えた方がイイかもしんない。
やっと感想。面白かったですよ、ハイ。まさにサスペンス&ミステリー。あれ、サスペンスとミステリーって相反するジャンル名じゃなかったっけ?(TVで2度ほど解説してるのを見たよ)。ジトっとした雰囲気に適度なグロ。ちょっとクドいかな?と思われるくらい使われているビジュアル効果も、映画の内容に合っているから許せます。グロ耐性がほどほどにある人にお勧めします。「セブン」よりはよっぽど軽いよ。
余計なお世話かもしんないけど、唯一マイナス?に感じたのが主役の役者さん。初期の(敢えてそう書きます)キアヌ・リーブスにも感じた「華」の無さが(思いっきり個人的に)気になりました。アーロン・エッカートという名前。お〜、「ペイチェック 消された記憶」「ミッシング」はWOWOWでチェック済みだから、近いうちにまたお目にかかれるかもしれない。スキンヘッドのベン・キングズレーはイイね。