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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「赤目四十八瀧心中未遂」を観る

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赤目四十八瀧心中未遂 [DVD]

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 WOWOWでリアルでチラっと観て、おっ、こりゃ面白そうってワケで、ちゃんと録り直して観た映画。WOWOWのサイトでブックマークしたときに解説を読むと、わたしの大好きな鈴木清順監督の映画である「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」を製作した名物プロデューサー荒戸源二郎が、久々に監督として手がけた作品だとか。どうりでチラ観したときに、ビビッときたワケだ。
 なにやら神経質そうな若い男が兵庫の尼崎のアパートの一室で、ひたすら焼き鳥用のモツの串刺しの仕事に励んでいる。もうこの絵だけで惹かれちゃいますよ、ホント。主人公である生島与一を演じる大西滝次郎が、人生に絶望した感じ、壊れそうなくらい脆い心を見事に演じてくれてます。
 周りの人間たちは明らかに生島とは違う人種。言葉の違いも大きい(生島は東京らしい)。中でも強烈なのが内田裕也が演じる彫物師。あのパツキン長髪のまんまです。コレが神社の境内の鶏に石投げたりしてる。ほ〜んと、妖しい。終盤近くからヒロイン的な存在になる彩(寺島しのぶ)の兄ちゃん役の人も強烈だったな〜。山手線妖怪おばさんも恐いよ〜。
 映像もイイですよ。なんたって先に紹介した経歴の監督ですからね。イロイロと凝ったことやってます。ただし、清順監督の例の2作品ほどブッ飛んでないけどね。とにかく全体の雰囲気はあのマンガ雑誌「ガロ」を読んでいるかのよう。最後にガロを読んでから20年くらい経っちゃってるけど。
 そしてチラっと書いた彩役の寺島しのぶ。途中までは同じアパートの住人の1人って扱いだったんですが、あるところからハナシの中心に。あくまでも生島とは違う人種でありながら、その強さの中にたまに覗かせる弱さなど、見事に演じきってます。終盤でのお題の滝の場所のシーン、白いワンピース姿でサクサクと歩く姿がとっても良かった。
 というわけで、かなり観る人を選んじゃう映画だと思います。ひとことで言っちゃうと暗くて生きるパワーを吸い取られちゃいそうな映画。しかも時間が長い(2時間40分くらい)。それに耐えられる人だけ観てください。