- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2006/01/25
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おかげさんでレニーの登場シーン、思い切り笑ってしまいました。ことの顛末を思い出して可笑しかったのも少しあったけど、それまで暗く沈みまくっていた悲しい雰囲気満々のところで、突然太陽の光が差し込んだみたいなレニーの元気さ。なんかうれしくなっちゃって、思い切り笑っちゃったのでありました。イイね、レニー。
そしてニコールとジュード。二人とも最高。というか、映画自体がすごく最高。出演している人すべてがGood!、つくった人みんながGood!、と言いたいくらい。南北戦争関係の映画ってあまりイイ印象のものがないんだけれど、この映画がそんな悪い印象を払拭してくれました。もちろん戦争自体はダメですが、あくまでも映画作品として。
いや〜、久々にイイ映画に巡り会えてとても充実した気分。Yooさん、勧めてくれてありがとねぇ〜。もちろん、みなさんにも大いにお勧めしておきます。
と、思いのまま書きなぐったところで少し落ち着いて。ホメまくりの要因として、わたしの大好きな俳優さんたちが揃っていたことも大きいですね。特にここんところ「スカイキャプテン」「ガタカ」と続いていたジュード・ロウ、この映画でトドメを刺されてしまいました。ホント、カッちょイイよぉ〜。
内容的にはとても悲しい映画です。なんで?、もっと時間を!って思っちゃうんだけど、けっきょく最後に思い知らされたのは女性の強さ。レニーにニコール、強いよね。なんたってジュードは女に会いたくて戦地から脱走してるんだから。戦争で男手のない町になったのをイイことに、空威張りしてるヤツらも情けない。男たちはみんなダメダメ。
ナタリー・ポートマンのセーラも印象に残りました。最後の一発は再びこの家を襲われないために絶対に必要だったもの。ジュードのやさしさは先を考えていない甘さでしかなかった。しかしあの状況、普通、耐えられません!。
おっと、大御所のドナルド・サザーランドも序盤の落ち着いた雰囲気に貢献してます。監督のアンソニー・ミンゲラはあの「イングリッシュ・ペイシェント」の人ですか。しっとりとした映像美(&迫力も)、さすがです。
最後にもう一度レニー。すばらしい演技。アカデミー助演女優賞に輝いたのも大納得。彼女の役どころがこの映画の要だもんね。彼女がいなかったら二人の再会もなかったと思う。素敵な役者さんです。