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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「図書館の海」(恩田陸)短編4つまで読み終えたメモ その1

図書室の海 (新潮文庫)

図書室の海 (新潮文庫)

 前記事「「朝日のようにさわやかに」(恩田陸)を読み終えたメモ」から約3週間。三月シリーズの続きとして、ようやく「図書館の海」に突入し、4つの短編を読むことができました。
 ちなみに恩田陸の三月シリーズ、いままで読んだ順番は以下のとおり↓
三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

麦の海に沈む果実 (講談社文庫)

麦の海に沈む果実 (講談社文庫)

朝日のようにさわやかに (新潮文庫)

朝日のようにさわやかに (新潮文庫)

 となっております。そして「図書館の海」が4冊目。今回読み終えた4つ目の短編が、三月シリーズに関連する「睡蓮」。さて、感想は。
 「朝日のようにさわやかに」で恩田陸の短編はかなりキビしいと勝手に評したわたし。がしかし、この「図書館の海」、まず初っ端の「春よ、こい」からいきなり恩田陸の得意分野である女学生が主人公。読んでいて???、そっか〜バタフライエフェクト映画の感想)だね〜と気づく。正直、完璧につかみきれてないけれども、これはこれで面白い。
 次の「茶色の小壜」。これがまたミステリアスでなかなか。なんで三保典子がアレを集めているのか?、の動機付けにチトわからないところが残りますが、面白い。
 次の「イサオ・オサリヴァンを捜して」。謎の兵士、イサオの足跡をたどる物語。なつかしい曲が二つ「グリーンスリーブス」と「スカボロウフェア」のハナシも出てくる。なかなか読み応えがあって、良し。
 で、4つ目がお目当ての「睡蓮」。これは理瀬が学園に来る前の、二人の兄と一緒に暮らしていた時代のおハナシ。もちろんあの強烈キャラのお父ちゃんの描写もあり。上の兄の完璧振りに恐怖を感じ、下の兄に親近感を覚える。当然理瀬は上の兄の影響を大きく受けているわけだ、よね。正直、それほどのハナシではありません。おまけ、そんな感じ。
 というわけで、短編集としては期待を裏切ってけっこう楽しめてます、ハイ。あと6話あるので、ゆっくりと読むつもり。

「図書館の海」(恩田陸)を読み終えたメモ その2 につづく