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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「キャラクター」はちょっと引っかかる

 

 菅田将暉です。エライ人気ですね、彼。Amazonプライムでやっていたので、鑑賞。それなりに期待しちゃうので、評価は厳しくなるやも。

 菅田将暉が主人公の売れない漫画家。アシスタントを何年もやっていて、こんどの作品で雑誌掲載を取れなかったら、もう漫画家を辞めると決意していた。が、案の定、絵の評価は高いが出てくるキャラクターが弱いとかなんとかで、残念な結果に。

 アシスタントも辞めることにしたのだが、最後のロケ仕事でとある家をモデルに決め、その家の絵を描いていたところ、なんとそこで一家虐殺の殺人事件が。現場を見て驚く主人公。そして殺人犯人と思しき人間を見てしまう。

 彼はそのことを警察には言わなかった。それはなぜか?。そう、その殺人犯を主人公に漫画を描こうと思ったから。強いキャラクターが手に入ったからである。

 その殺人事件を漫画化した作品は、人気作となる。その勢いで新たな殺人事件を描くが、その数日後にまるで同じ事件が起きてしまう。そう、この漫画家に共感した犯人が、主人公の漫画の世界をリアルに表現しようとしたから。

 ここ、ちょっと引っかかったんだよね。あの車の家族4人が殺されてしまう事件。わずか数日しか余裕がないのに、どうやって漫画の通りの殺人事件が行えるのか。車の崖からの落ち方や、まわりの景色も同じ。まるで事件が先にあって、それを漫画化したかの様。

 しかしこの時点で主人公と殺人犯はまだ接触していない。だから、事件を逐一写真に撮って、それを主人公に送り、漫画化した?と最初わたしは思ったのだけれど、それはありえない。

 この場所を云々みたいな説明が後にチラっとあった気がしたけれど、どうにも不自然。なんかこのことが引っかかって、作品の中に没入することができませんでした。

 菅田将暉の演技は安定路線。それよりも殺人犯の役が非常に気になったんですが、今これを書くためにWikipediaを見たら、なんとSEKAI NO OWARIのFukaseだったんですよ。どうりでちょっとこなれてない感が強かったのか。

 というわけで、特に印象に残るようなこともなく、どちらかと言えば消化不良っぽさを残してしまった感じ。う~みゅ、難しいよね、いろいろと。