「時をかける少女」といえば原田知世。我々の世代ではそれが標準。おそらく、おそらく何度か観てるハズだけど、あまり記憶がないのはいつもの通り。たしかラベンダーの香りがタイプリープのキーになっていた?、タイプリープの時ラベンダーの香りがした?。よく覚えてないです。ともあれ、原田知世で泣いた記憶はまったくない。
主人公の真琴がいいね。元気はつらつを絵にかいたような少女。制服のスカートが死ぬほどミニなのに、なぜか一回もパンチラしないという鉄板スカート。
タイムリープ能力に気づいた時も、というか思い切りジャンプするというキッカケが彼女らしくて笑えるが、その使い方に毒がないというかなんというか、正直アホである。そこがまたいい。
そして千昭。それほどヒロインとの密着感がなかった前半の流し方。これ、絶妙。そして告白。なんか普通。しかし彼は...。原田知世の時の彼の役はもっと最初から怪しげだったような、いや、記憶定かじゃないからやめとこう。
本命は功介だと思うじゃん。将来医者だし、大人だし。でもさ、女の子ってやはり危なげな男に魅力を感じるんだね~。真面目はアカン。
それにしても千昭に告白された真琴の動揺っぷり。高校生でそんなに初心でいいんだろうか。わたしなんか初恋は小学校三年生のときですよ。たんなるお気に入りなんかじゃない、ちゃんとした恋でした。でも、そんな真琴がかわいいんですよね。だからこそ、ラストであんなに号泣して、わたしもいっしょに号泣してw。
というわけで、アニメ版も決して初見ではないハズなんだけれど、わたしの人並み以上の忘却能力のおかげで、今回も初回のように楽しむことができました。細田作品の中では一番好きかもしれない。おススメです。