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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「蝉しぐれ」の市川染五郎はいい男過ぎてあかん

 

 比較的裕福でないお侍の家。主人は緒形拳。藩の世継ぎ問題で切腹。その息子が成長し、再び世継ぎ問題でうんたらかんたら。しかしメインはそこじゃない。隣に住んでいた女の子との儚い恋物語、です。

 道場に通う仲良し三人組。成長するまでは良かったんだけど、大人になって役者さんが変わるんですが、主人公はお題の市川染五郎で、あとの2人が今田耕司ふかわりょう、ときたもんだ。なんとも言えない顔合わせ。そうそう、ヒロインのお福は木村佳乃。

 木村佳乃と市川染五郎はどうあがいても結ばれない間柄。その悲しさを木村佳乃はなかなかに好演しているんですが、市川染五郎がさ、なんつーか色男過ぎて実感がわかない。リアル感がない。こればかりはキャスティングの問題と思えます。本人にはどうしようもないし。

 今田とふかわはね、まあそんなに重要な役柄じゃないんで、思いのほか気にならなかった。というか、この作品は前半のみんなが若い時代のところがいいんです。特に父親の遺体を荷車で1人家へ帰してあげる息子。坂のところで力尽きそうになったとき、ヒロインが坂の上から現れて...。泣けました。

 というわけで、前半は良かったものの、後半がちょっとという感想です。そういえば、「蝉しぐれ」ってお題ですが、蝉しぐれ自体、最初だけでそんなにクローズアップしてる感じがありません。その辺も気になる。おっとラストの船のシーン。なぜか既視感があったのですが、もしかして前にも観ていたかもしれません。