なぜ予約録画したのか?。きっとこの作品が京都アニメーション制作だったから、としか思えない。なぜって?、わたしはアニメ好きなんですが、スポーツものはよっぽどのことがない限り、初物に手を出さないから。
そうです、パッケージを見ての通り、水泳です。シンクロでも、水球でも、ジャンプでもなく、純粋な水泳。これって珍しいの?。
作画は京アニらしく丁寧で繊細ないつもの雰囲気。しかしですよ、観ていて驚いたことに、この作品、女性がほとんど出てきません。そりゃプールの片隅に同じ水泳部員の女子の姿や、親友のお母さんくらいはちょこっと出てきますが、あとは真面目に男だけの世界。凄いよ、いったいいつBLに推移してしまうのだろうと、ハラハラしながら観ておりました。
期待は良い方に裏切られ、最後まで男の子の青春を貫き通しております。涙腺崩壊中のおじさんはですね、自分の学生の頃と比べたりして、羨まし涙がガバガバ出てしまいました。こんなに気持ちをぶつけあったりしないですからね、一般の学生、しかも中学生ですよ、主人公たち。
と、自分を慰めながらもけっこうな号泣の嵐。わたしゃよっぽど青春に悔いを残しているんですね。やって失敗したソレではなく、何もしなかったソレです、ね。
というわけで、ありゃ、また内容がないようで。中学に進学した水泳大好き少年たちが、それぞれの思いを持ち、その思いをぶつけあいながら、最後は…。というわかりやすい展開。青春欠乏症おじさんは泣けますが、女性の方たちはどう感じるのでしょうか?。てか、みんな可愛い男の子なんで、受けはいいと思いますよ。おススメです。