綿谷りさの作品、ということで購入。お話は4つの短編に分かれてます。それぞれ読み終わった時のメモからコピぺ。
おとな 怖い。女の子はそんな目の遭うのが、ままあることなんだろうか?
トイレの懺悔室 何故か記憶に残る作品。怪しげなオヤジのキャラもそうだが、男の子たちの描写が実に自然で、違和感がない。
がしかし、終盤、大人になった主人公があらわれてから、何やら怪しい方向へ。コレが怖いんだ。
憤死 子供の頃、高級なお菓子目当てによく遊びに行っていた友だち?の家。彼女の奔放な性格に圧倒されながらも、他に仲の良い子がいるわけでもなく、ズルズルと。
時は経ち、疎遠になっていた彼女と久々のご対面。彼女は自殺を図ったのだ。がしかし、相変わらず話のそのキャラに、逆に尊敬の念を抱く。
面白いパターンの女子の付き合い方。
人生ゲーム コレも男の子の話し。兄くらいの年上に憧れる気持ちって、実際には口に出さなかったけれど、確かにあった感情。で、ミステリアスなオチがこの作者っぽくなくて良かった。懺悔室でも出てたけど、ミステリアスw。
というわけで、結構ミステリーチックな話も書くんですね、この作者。「おとな」は男にはわからない怖さ、でしょうね。「トイレの懺悔室」はなんとも不可解な終盤でした。「憤死」は単純に視点が面白かったし、最後の「人生ゲーム」は懐かしさが先に出てしまう。よく遊んだから、このゲーム。
オススメですか?、本のオススメってよくわからない…