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「六番目の小夜子」(恩田陸)読み終えたメモ その3

六番目の小夜子 (新潮文庫)

六番目の小夜子 (新潮文庫)

 半分読んだ前記事。そして、とうとう読み終えてしまいました、六番目の小夜子。この手の謎が謎を呼ぶみたいなミステリーものって、どうにもわたしの頭が追いつかないせいか、読み終えた後も整理しきれてない思いに悶々としてしまう。当然、このサヨコもそう。そんな状態で申し訳ないのですが、ヘボな感想を書いてみます。
 ちなみに、未読の方を無視してガンガンネタバレいきますんで、よろしく!。

頭の中を整理したい

 最後のなって津村紗世子の動機が語られました。ふむふむ、呼ばれたんですね、手紙で。出したのは、そう、黒川しか思いつきません。がしかし、どうやって彼女の父親がコチラに転勤になったことを知ったのか?。なんで二番目のサヨコと同姓同名の、高校2年の頭の良い娘が居たことまで?。
 ましてや、その彼女がわざわざハナシに乗って転校してくる確率たるや…。そりゃ、外から眺めていて、ちょっと弄ってやるのが黒川の趣味だから、そんなカスカスの確率にかけちゃうのもわかる気がするけれど、例え100人の高2の頭の良い津村紗世子が居たとしても、おそらく100人が100人ともこんなハナシ、無視すると思うんですが。まっ、いいか。
 いちおう、いちおう確認。舞台劇である六番目の小夜子」の脚本を書いて送ってきたのは、黒川でいいんですよね?。ワープロが証拠ということで。加藤であるわけがないし。

黒川って

 こうして書いてみると、ほぼ黒川の独り舞台。いちおう、彼の考えは秋を前にして語られておりましたが、どうにも動機が理解できない。
 そもそもサヨコというイベントが、3年に一度の合格率を占うものであるのならば、黒川が仕掛けている意味がわからんと、本編でも何度か書かれてますよね。それってどゆこと?。

そもそも?

 どうにも春の章、初っ端の描写が気になる。「彼ら」とは?。複数形だから「学校」のことじゃない?。まさか桜の木?。否、生徒が集まるから学校のことを彼らと呼んでいる?。う〜ん、わからん。

というわけで

 わからん、わからん、だけの感想ですいません。読んでいてけっこうドキドキ、ワクワクしましたよ、この作品。一番気になっていた津村紗世子の謎は語られたのですが、その奥にある本当の謎、彼らの意思だけは読み終えてもわかりませんでした。
 もしや、黒川がその代弁をしていた!?、とも考えたくもなりますが、あまりに抽象的というか、曖昧な動機でしかありません。あ〜、これ以上書くとわたしのアホさ加減に嫌気がさしますので、このへんで。