- 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/01/01
- メディア: DVD
- 購入: 3人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (97件) を見る
鑑賞は2日間に分けて。時間が前後しちゃうこれまた苦手な展開。伝わってくるのはライバル同士である二人のマジシャンの、シリアスな攻防戦。平気で怪我させたりするのはいかがなものかと思いまする。
再度はじめから観てみる
頭の中を整理するために最初からもう1度観ることにしましょう。冒頭はボーデン(クリスチャン・ベール)が殺人犯となってしまった、アンジャー(ヒュー・ジャックマン)の舞台シーン。人様の舞台にズケズケと乗り込んだりするからね〜、彼らは。そのままこの事件の裁判シーンへ。
次はボーデンの刑務所シーン。ココはちゃんとつながってはいるんだけれど、事件の概要すら知らされていないから、内容的にはチンプンカンプン。とある面会人から被害者となったアンジャーの日誌を渡されるボーデン。この日誌を読むところから、映像はアンジャー自身が日誌を書いている過去のシーンへ。な〜るほど、わかりやすくなっていたんですね〜。
でもね、その書いている日誌の内容が、ボーデンから奪った彼の日誌を解読しようとしている場面ですから、やはりややこしい印象ですよ。サラッと観ちゃったら、ついていけませんです。
アンジャーはロンドンから遠く離れたアメリカはコロラドの田舎町を訪れています。電化された街、電流が流れる柵で守られた屋敷。その主の名はテスラ。おいおい、聞いたことあるぞ、テスラって。ともあれ、そのテスラに「同僚につくったマシン」の説明を求めに来たワケだ。
しかし、アンジャーがなぜテスラに会いに来たかの説明はまだされておらず、ワケワカメ。コロラドのホテルでボーデンの日誌を読む、アンジャー。まずは二人がはじめて会った頃のシーンへ。若き二人。しばらくその時代が続いた後、いきなり冒頭の裁判シーンの後日談。判事だけにマジックのマシンを見せているところ。
そして再び若き日の二人に。約30分弱の間にこんだけ時間を行ったり来たりするワケですから、わたしなんぞに理解できるワケがない。なんとな〜くボォ〜と観てるだけですよ。
昔のマジシャンって危ないヤツら?
あらためて観直したことで、わかったこと。当時のマジシャンが同業者に対して過激というわけでは決してなくて、あくまでも二人の間のとある因縁が原因になっているのだなと。そりゃそうだ、なんたってアンジャーは銃弾掴みのマジックで、明らかにボーデンを殺そうとしているんだもの。そんなことすらわからなくて大丈夫か、自分?。
最後のタネ明かしが凄い!
時系列の入れ替えは、この後もズゥ〜っと続きます。なんとなくでしか理解できない感も強し。おかげでこうしてもう1度確認したくなってしまうんですが、その理由はもちろん、「面白かった」から。
いや、ラストが凄いんですよ。お互いの瞬間移動マジックのタネ明かし。ゾクッときます。ボーデンの方は今までのストーリーと絡めて、アンジャーの方はその恐ろしさ自体に。