![あしたの私のつくり方 [DVD] あしたの私のつくり方 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51IodhjPgJL._SL160_.jpg)
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2007/11/09
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「あなたしか聞こえない」で大ファンになってしまった成海璃子ちゃん。その前の作品ではどんな演技を見せてくれるのかな?と、期待しながら鑑賞。今調べたら、同い年の作品だったんですね。しかもわずか2ヶ月違い、ほぼ同時期と言っていいくらい。
そうそう、冒頭のテロップで監督の市川準のことが書いてありましたが、この作品が彼の遺作になったようです。独特な、というか、TV番組で多用されるような画面分割?、子画面?、って言うのかな、それを多用したつくり、以前どこかで観たような記憶があるんですが、残念ながら同監督の過去の作品は観ておりません。だれのだったんだろ?。
ストーリー。「あなたしか聞こえない」ではクラスで唯一携帯電話をもっていない少女の役だったのに、コチラは携帯電話がキーアイテムとしてガンガンに使用されています。中学〜高校にかけての多感な時期、2人の少女の家族と友人をとおして揺れ動く心を描写しております。ちょっと驚いたのが、上手な振る舞い方っていうんでしょうか?、学園生活における処世術みたいなコトが箇条書きでズラズラと出てくるところ。それがなにかと的確で、思わず苦笑いしてしまいました。学生は学生なりに苦労しているってことですね〜。
成海璃子の役どころは、ごく普通の女子学生。まるで目立たないということもなく、特に目立つこともなく。イメージとしては「あなたしか聞こえない」のキャラの方が印象的。好みの問題なんでしょね。彼女の場合、より静かな役の方が似合っている気がします。でも今後、当然のようにいろいろな役にチャレンジしていくんでしょうから、好き勝手言ってられませんです。
それにしても、表情が抜群にイイですね。そもそも土台がすばらしい。ストレートの黒髪、細面、端正な顔の部品と、どれをとっても典型的な日本美人を思わせます。そしてあの大きな目が、つややかな唇がゆっくり、ゆっくりと動く。ソコがイイ。
というわけで、どちらが好き?と聞かれれば、やはりわたしは「あなたしか聞こえない」の方を押してしまいます。もちろん、特にコチラが悪いというワケではないので、成海璃子ファンであれば、なんなりと。