- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2008/09/17
- メディア: DVD
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映画のポスターを描くのが仕事の男性。別荘なのかな?、湖のほとりの田舎の家に家族と一緒に行って仕事をしていたんですが、突然の嵐でアトリエ崩壊。しかたなしに妻を家に残して息子と街のスーパーまで修繕関係の買い出しに。そこで霧が...
たしかに「クローバーフィールド」と似た要素が多々あります。得体の知れない怪物に関して、思い切り放りっぱなしなトコなんてまさに、ですね。軍隊も出てくるし。
しかし観た印象はまるで違う。アチラはひたすら逃げる映画でしたが、コチラはある意味ヒューマンドラマ仕立てになっておりまして、スーパーに閉じ込められた人間たちの葛藤と申しましょうか、それが主体として描かれておりまする。
しかもですよ、すべからく癇に障るようなキャラが出っぱなし。最初は田舎の頑固じいさん。そして口だけのニューヨークの敏腕弁護士、最後は最強な宗教おばさんっすからね〜。それに対して主人公のお父ちゃん、キャラが少し弱いんですわ。子どもばかり可愛がっちゃって、どうにも観ててイライラするタイプ。
もうね、スーパーに閉じ込められてから終盤まで、TVに向かって文句言いっぱなしってくらい、なんか腹立つんですよ。すごいでしょ?。
もちろん不快ではあるんですが、誉めてあげたい点もしっかり存在します。それが怪物の描き方。最初のタコで少々ガックリさせられたんですが、次に「ほほ〜、ちゃんと弱肉強食の世界になってるんだね〜」と。蜘蛛イベントはまあイイとして、さらに大きなヤツはシルエットのみの描写で、いい感じに恐怖感を演出しております。そして最後に現れたタコの正体?。ありゃ腰抜けるわ〜。
というわけで、ヘンテコリンな怪物好きな人ならバッチリ楽しめると思いますよ。ヒューマンドラマのグダグダ感には目をつむってくださいませ。国民性の違いってのもあるし。射撃のチャンピオンが決めてくれたときだけっすよ、スッキリしたの。