- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2007/04/26
- メディア: Video Game
- 購入: 2人 クリック: 47回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
やっぱ親切
なかなかなデキですよ、「SIREN2」。システムとしては前作でしっかり出来上がっておりまして、今作ではよりプレイヤーにやさしい改良が施されております。それは前レポでも書いたとおり。
特に有り難いのが、終了条件1と2の明記。シナリオ選択の時点でどっちをやるか選べるんですよ。前作では「いろんなことを漏れなくやると、なんかイイ感じ」みたいな、あやふやな印象だった終了条件2ですが、今回は目的としてそれ自体が選べるし、さらに目標として文字で確認できます。小目標の表示と合わせ技で、もう、メッチャ親切。
和風サイレントヒル
すっかり忘れておりましたが、このゲームのディレクターってあの「サイレントヒル」を作った人なんですよね。外国の町並みでは感じられなかった染みるような恐怖が、この「SIREN」シリーズではしっかり感じ取ることができます。「零」ほど極端な佇まいではなくとも、普通の日本家屋ってだけで、やはり和風は恐いんです。
登場人物どうしのシナリオが複雑に絡み合うという、新しい要素を加えつつ、ゲームとしてキチンと完成させた技術はたいしたモノだと思う。ただ〜し、ホラーゲームという観点から言わせてもらえれば、恐い恐いと書いておきながら、ホントはまだ1歩足りてない、そんな感じ。その理由はゾンビ(じゃないらしいけど)のせい。やっぱホントに恐いのはゾンビより、幽霊だもんね〜。
でもね、「サイレントヒル」ゆずりのクリーチャーの中には秀逸なのがおりました。船の機関室あたりに出没した顔が人間の鳥さん。たしか「ともえ鳥」とか言ってたような。ありゃ恐かったですよ。追っかけぶりも見事。わたしゃ半泣きで逃げ回りましたとも(T^T)
進捗
どうやって進捗を表現したら良いやら...。プレイ時間は13時間を超えました(放置時間多し)。すんなり次シナリオが表示されていた状態から、とうとうフン詰まりに陥りまして、リンク・ナビゲイターで必須条件のチェックなんぞしながら進めはじめたところ。
最後の方にやって記憶に残ってるのが、ピエール瀧(三沢)が団地の中で銃撃戦するヤツ。ガスボンベで102号の部屋を爆破する、アレ。正直、しんどいです。マシンガンを持った敵がウヨウヨいますんで、落ち着いて調査行動がとれません。しかたなしにカンニング。ふ〜、ありゃ絶対自力じゃデキませんよ、ハイ。
親切だけど、難しい
システム的には前作より親切になっておりますが、ヘタレなわたしにはまだまだ難易度が高い、そんな気がしております。
基本的に謎解きっぽい感じで進めて行くアドベンチャーゲームだとは思うんですが、とにかく強い敵が身の回りにたくさんいて、あっちゃこっちゃ調べてまわることがデキません。何度も何度も死にながら、1歩ずつ解法を模索するゲーム、そんな感じ。
だからシナリオ2、3本やると、疲れちゃうんですよ。気持ちがもたない。それなのに、1日経つとまたやりたくなる。視界ジャックしつつ、慎重に、冷静に、行動したくなるわたしが居る。でも実際にやってみると、フルボッコの洗礼でソレどころじゃない。う〜ん、もう1段階、難易度を落としてくれると、神ゲーになれるんじゃあるまいか(for me)。