- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2001/07/25
- メディア: DVD
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愛すべき変人たちが集うホテル、ですね。愛すべきと表現したのは、おいおいっ!って感じの悪党が居るワケじゃないから。どっかの島にホテルが1つ。昔はリゾートホテルとして大繁盛したそうな。今は病気を治すための宿泊客のみが、長々と住んでいる。
泊まり客の大便からメタンガスを取り出しボイラーで燃やす装置を発明した母親が死亡。父親は引退し、長男が支配人、弟がシェフ(ダニエル・クレイグ)、妹?が水治療師?。そこへ元副シェフの女性(トニ・コレット)が帰ってくる。で、テンヤワンヤ。って書いてもワケワカランよね。
異様な雰囲気を演出している点をあげてみると、まずホテル全体が薄汚れた感じで古い。ウナギと海藻の料理ばかりで死にそう。支配人が母親を妄信している。ボイラーからうんにょが溢れ出そうで恐い。ベルボーイが歳とり過ぎ。お客で目立つのは、水が恐くて島から離れられないスケベな少年(青年?)、最後に見事なシルエットちん○んを披露してくれます。光恐怖症のロシア人は怪しいサングラスに黒尽くめ衣装。あとはじいさんばあさんが多い。
う〜ん、なにを書いているんだか。肝心の感想ですが、嫌いじゃないですよ、この映画。もう1つ何かピリッとしたモノが欲しい気もするけれど、このぐだぐだムードを味わうのが本来の楽しみ方だと思います。何かと話題のダニエルとトニが見れるのもうれしいところ。
鑑賞後、どんな監督さんなのかな?と特典映像を観る。テレンス・グロスって名前で、スキンヘッドのドッシリした人。来日したときの日記みたいな映像が面白い。日本の古い文化に興味を示し、日本を題材にするなら神や妖怪の映画を撮ってみたいとのこと。なんとなく好みが分かった。イイかもよ。
メイキングを観る。なんとあのホテルでの撮影、たった7週間で撮り終えたとのこと。コレって短くないですか?、そんなもんなのかな、借り物だし。
というわけで、変わった映画がお好きな人が時間に余裕があるときに観ることをお勧めします。