- 出版社/メーカー: ショウゲート
- 発売日: 2003/12/20
- メディア: DVD
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ツマらん作品を観たときによく、脚本がなっとらん!、なんて書いてたんだけど、やはり監督の裁量であることがよ〜くわかりました。特典の未公開シーンをチラッと覗いてみたんですよ。すると監督の音声解説が入っていて、どうしてこのシーンをカットしたか説明している。せっかく撮影したのにズバッとカットしちゃう、この特権は監督にしかないもの。もちろん、下地となる脚本の善し悪しも影響しないワケないけれど、ダメ脚本でも監督の力量でどうにでも弄れるじゃない、って。
素人の当てずっぽうだからいい加減なハナシだけれども、これからはですね、細かいところについてはぜ〜んぶ監督のせいにしたいと思います。
で、この作品。軍隊の演習中にとある部隊が何者かによって襲われた特殊部隊の1団を発見。生き残りはリーダーの男一人だけ。どうやら敵軍に襲われたワケでも、てか、人に攻撃を受けたワケですらなさそう。犯人は謎の野獣。1軒屋に立て篭り、朝までのサバイバル戦がはじまる。謎の野獣の正体は?、兵士は生き残れるのか?。てな感じで、設定やら展開なんぞに新鮮なものはなし。
カメラワークがいい感じってワケじゃないし、お金だってかかってなさそう。役者さんなんか知らない人だらけだし。それでも最後まで飽きずに観てられたのは、ドラマとしての組み立てがそれなりにデキていたから、だと思う。アクション系のホラー映画、それも低予算の作品としては珍しい部類じゃないでしょうか。そういう意味で印象に残るかも。
というわけで、特に強くお勧めはしませんが、レンタル屋のホラー映画の棚の前で、「な〜んか借りたくなるようなモノがないな〜」なんてときに、どうぞ。