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koyanの明石

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「誰も知らない」を観る

誰も知らない [DVD]

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 WOWOW録画。カンヌ映画祭で主演の男の子がなんか賞をとったんだよな、これ。ってくらいの予備知識で鑑賞。Amazonのリンクをたどったら「最優秀男優賞を史上最年少で受賞」だそうです。この少年(柳楽優弥)を見てつれあい、「象使いの子だ!」と。ホントだ、「星になった少年」の子ですね。
 なぜか家族構成を偽ってアパートに入居する母親。実際には4人の子どもが居るのに、外的には一人息子だけ。おかげさんで3人の幼い子どもたちは外に出ることも、大声ではしゃぐことも許されず。ココで疑問。なんらかの公的な保護を受けていないんだろかと。受けていたらこんな生活が許されることはないワケで(なんせ学校にも行かせていない)、なんらかの経済的な問題(考え)があったんだろうね、この母親には。そのへん、少し解説的なものが欲しかった気もするけど、映画的には不要なのかな。
 母親が出て行ったきり帰ってこない。子どもたち4人だけで生活してる。そんな彼らを「誰も知らない」。あまりに生活が苦しくなってきたときには「なんで警察に?」って思ったけど、過去に一度そういうことがあったらしく、「4人一緒に暮らせなくなる」ことを恐れてる。だから誰にも知られないように生活している。
 柳楽優弥くん、賞を取るだけのことはあってなかなかの好演です。とは言ってもハーレイくんやダコタちゃんと違って、演技が上手いというより自然な感じ。長女の京子ちゃんもそれなりに演技してるけど、下の2人はそりゃもう自然体そのもの。その自然さがカンヌで受けたのかも。
 Amazonのカスタマーレビューを読んでみると、実際の事件とはかなり違ったハナシになっているとかいないとか。わたしとしては母親(You)の見解が知りたいですね。あくまでもこの映画での。子どもたちを置き去りにしたことは決して許されないけれど、彼女にも彼女の人生があることも事実。だけどそっちの視点を入れちゃうと、映画的にボケちゃうのかもね。う〜ん、難しいところ。
 恐い映画しか受け付けないつれあいが、大人しく見続けていたところを見ると、観るものを惹き付ける力はあるんだと思う。ともあれカンヌで最優秀男優賞ですから、話題的にも観といて損はないと思います。そういう感じでお勧めしておきます。