「歌え!ジャニス★ジョプリンのように」を観る

　最近タラタラと映画は観てるものの、どうにもこっちに書く気力がわかなくてスルーしてる場合が多い。そんなことしてると「あれ、この映画観たことあったっけ？」ってことになっちゃう（現にいつもなってる）ので、ホンの数行でも書こうと思う。って、前に何度も同じ決意をしてたよな〜。
　で、思い出したのがこの映画。チャンネルをWOWOWに合わせたらちょうど始まったところ。題名はまだわからず。う〜ん、フランス語だね〜なんて思いながら観ていたら、いや〜笑かしてくれました。もう腹痛いほど。慌てて題名調べたら...、そっか〜コレがそうなのね。題名だけ知ってたけど、まさかこんな映画だったとは。
　なんかね、腹の奥から笑かしてくれるんですよ。しばらくグツグツとしてて、ゲッハッハ！って。主人公の旦那さん、発想が突飛なんだけど、なぜかリアルスティックな面も併せもっている。そのバランスがおかしい。会社の金を使い込んで、というか、客の保険金を直に使い込んじゃったみたい。もう刑務所行きのピンチ。
　困った旦那はジョン・レノンとジャニス・ジョプリンの大ファンで、遺産相続で大金持ってるアホな従兄弟から金をせしめようとするんです。この従兄弟役がなんとクリストファー・ランベール（ランバートと同じ人だよね）。あの「ハイランダー」のデコ兄さんですよ。
　その作戦が笑っちゃう。俳優雇ってジョン・レノンの振りさせて、そしてジャニス役にはなんと自分の奥さんが。すごく控えめな奥さんなのに。それで従兄弟を騙してお金をせしめようってわけ。もうこのへんのやり取りが最高！。今思い出しても腹よじれる。
　そんなアホな作戦立てるんだけど、「金のハナシを早くしろ！」ってうるさいんだよね。二人は自分の役を必死で演じてるのに夢中でハナシが進まないから。さっさと騙して金もらっちゃえばイイんだよ、ってところが現実的っていうか、それが正解だったんだろうけど。
　その後は奥さんが主人公。イイね〜、イイね〜、あの奥さん。ここでも大笑い。終盤の方はシミジミしてくるんだけど、それはそれでイイ。久々にフランス映画で楽しまさせてもらいました。お勧めです、観てください。