前にWOWOWで録ったヤツ。どういう理由で予約録画したか?、その理由も忘れちゃったくらい前。レコーダーのHDD空き容量確保のために観はじめたんだけど、お〜、クリスティーナ・リッチが主演じゃない!。しかも怪しげでホラーな雰囲気だし。公式サイトは...、見つからず。
というわけで、ワクワクしながらの鑑賞。キリストネタ。またまたロンギヌスの槍かよ!って思ったはイイけど、何の映画で観たのかどうしても思い出せない。槍を見つけるシーンだけは覚えているんだけど。な〜んて考えながら観てたんですが、中盤に入ってやっとこさ思い出しました。「コンスタンティン」です。あ〜スッキリした。
さて、本題の「ギャザリング」なんですが、槍はほとんど関係なし。地下から発掘された教会?らしき遺跡。背を向けたキリストの処刑像。これがとても珍しいモノらしい。その奥の壁にはキリスト像を取り囲むように十数人の石像が彫られている。なぜキリストは背を向けているのか?、それを見つめている周りの人々はいったい誰なのか!?。
ネタが新鮮で面白かったですよ。脚本家の思惑どおり、すっかりハメられて観ておりました。ラスト近辺になってハハ〜ン、そしてヤッパリ。そこまでの展開にちょっと強引さがあったように(個人的には)感じたけど、とりあえず納得できたので、後味は悪くありません。
クリスティーナの役どころ(キャシー)なんですが、見知らぬ街の交通事故で記憶を失い、当事者の家で静養のためにしばらく厄介に。ところがそこの子どもを含め、街の人々の死を映像として予知してしまう。もしかしてあの名作「デッド・ゾーン」のパクリ!?、と心配したものの、ちゃんと別件のネタとして成立してますんでご安心を。
それと並行してあの教会の調査が進んでゆく。石像の顔と同じ顔が他の絵画にも描かれているぞ、お〜コッチにも、あれ〜アッチの写真にも...。
あまり書いちゃうと楽しみが減っちゃうんでこのへんで抑えておきます。途中、頭の中がゴタゴタになっても、ラストにはスッキリさせてくれるんで安心して観てください。でもちょっと悲しい気分。最期の「自由」の意味って?。
そうそう、クリスティーナちゃん、ベッドシーンまでやってくれてます。でもね、見事なまでに大事なところは見せてくれません。カメラが離れていくベッドの俯瞰シーン。仰向けに寝てるクリスティーナの胸を男の腕が、下半身を男の太腿がしっかりと防御している。その不自然な体勢のおかげで見たくもない男の尻が、が、が...
その点を差し引いても(引くなって)、まあまあ楽しめる映画です。上出来ってほどじゃないけど、ネタを楽しんでください。お勧めします。