ゲームのような映画「ヴァン・ヘルシング」のあとは、実に映画らしい映画「デイ・アフター・トゥモロー」です。わたしもこの映画を観てホッとしましたよ、決して脳みそがゲームに洗脳されちゃったわけじゃないとわかって。普通の映画はちゃ〜んと映画に見えました。でもさ、導入部の日本のシーン。あれって絶対日本じゃないよ(セットって意味じゃなくて)。日本語が変な人も多いし。いつになったらまともな日本が描けるんだろね、ハリウッド映画って。
ロードショーのCMやってた当時は「な〜んか似たような映画があったよね、隕石がぶつかるみたいな。たいして変わんないんじゃない?」なんて印象しか持たなかったこの映画。だけど映画館で観た人に感想を聞くと、思ったより評判がイイ。といっても二人くらいにしか聞いてないけど。一応それがレンタルした理由。
監督は「インディペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ。役者さんはよく知りません。詳しくは公式サイトにて。
実にオーソドックスなつくりで安心してみていられる映画ですね。大きな弱点がないって感じです。氷河期が来るっていう理由付けも斬新だし、異常気象の渦巻く雲も迫力。バカでっかいハリケーンが地球上に3つも!って絵を見せられたら、どこに逃げればいいのさ?って恐くなります。一瞬で凍り付く中心部も恐いね。
しかしなんでこの映画では、父親が息子のところまで会いに行くことをメインに据えたんでしょう?。方向音痴なもんで地理的把握が苦手なんだけど、息子の居るニューヨークまでほとんど歩いて行くってのは、すごく無理っぽく見えるんですよ。父親がどこから出発したかわからないヤツが言えることじゃないんだけどさ。
例えば荻窪から新宿まで歩くってんなら納得できるけど、なんかもっと距離ありそうだったよね、映画では。それを置いといても、なんであんな危険なときに会いに行くのか?ってのも疑問だったかな〜。巨大ハリケーンが少しでも収まってから行けばいいじゃん。それじゃ映画にならないよ、とも思うけど、あまりに危険で遠くて難しいってイメージが強くて、ちょっと嘘くさい感じがしちゃうのが残念。
なんか「弱点がない」って書いておきながら、けっこう貶してますね〜。でも全体的に緊迫感あったし、面白かったし、楽しめましたよ。そうそう、息子役のジェイク・ギレンホール、目がアル・パチーノに似てない?。いい役者さんになって欲しいな。