トム・ハンクス主演、スピルバーグ監督の作品。実話をもとに作られた、と思う。東西冷戦中のおハナシ。
ソビエトのスパイと思わしき人が逮捕される。がしかし、彼は何も吐かない。その彼の弁護を請け負ったのがトム・ハンクス演じる、有名な弁護士。別にスパイ容疑が得意というわけでもなく、人気者だから指名された感じ。
その裁判はあっという間に終わってしまって、あれ?、と思っていたら、メインは人質交換のおハナシでした。ソビエトに偵察機が落下してしまい、捕虜となったパイロット。東ドイツに経済の勉強に行っていて、逮捕された大学院生。この二人と例のソビエトのスパイ容疑の人との人質交換の交渉の様子をとても丹念に描いでおります。
で、ソビエトのスパイ容疑の人がなかなか良い味出していまして、彼はなんかの助演男優賞をとったと聞いております。「役に立つのか?」この言葉が今でも心に残っています。
良作です。さすがスピルバーグ、飽きさせずにスクリーンに集中させる技に長けております。というわけで、オススメしておきます。