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koyanの明石

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「三月は深き紅の淵に」(恩田陸)の第二章読み終えたメモ その4

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

 前記事はコチラ。謎の本「三月は深き紅の淵に」の作者を推理し出したところでワクワク感が出てきたこの章。父親の同人誌から選択された三人の作家。がしかし、編集者隆子の驚異的な記憶力により、その三作家すべてが否定される。
 むか〜し一度だけ読んだ本を、思い出しながら再構成する。そんなこと、できるんですかね〜?、という疑問は置いておいて、おいおい、それって敗北宣言?、と思っていたところに隆子の衝撃の一言「でも、あたし、突き止めてしまったんですよ。作者が誰か」。
 きましたね、ズキ〜〜〜ン!と。琴線に触れるとはこのことでしょうか?(違うかな)。もうそこで読むのやめようかと思ったくらい。だって、もったいないもの(笑
 偶然の出来事から得られた情報。だから隆子は出雲へ向かっているわけです。そして終盤。ふむふむ、謎は謎のままなのか的な終わり方に少しがっかりしたような安心したような気持ちになっていたところへ、こんどは朱音の大どんでん返し
 これこそ、おいおいです。謎が、あの謎が、根本から明らかになっちゃって、いいの?。だってまだ、二章/四章ですぜ、旦那。
 というわけで、中盤からエンディングへ、エラい勢いで盛り上がってくれました、第二章。物語のもの字も書けないわたしとしては、いくら散々推敲したにせよ、処女作でそれほどのものが書けるとは、どうにもリアル感に欠けるのですが、面白かったので良しとします。
 はて、第三章はどこへ向かうのでしょうか?。
「三月は深き紅の淵に」(恩田陸)の第三章読み終えたメモ その5