- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/01/30
- メディア: 文庫
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呼びかけ
と言い表しているモノ。1,300人弱もいる全校生徒を講堂に詰め込んで、短い文章を次々に読ませていく。そのお題は「六番目の小夜子」とそのものズバリ。ただいまサヨコの心情が語られているところ。すっごく面白い。
システムが...
前にも簡単に書きましたが、このサヨコに関するシステム、いまだおぼろげ。3年に一度と書いたが、どうやらサヨコ自体は1年に一度指名され、何もせずに引き継がれているらしい。
そして3年に一度、何かをする。その何かというのが、校門そばの桜の木の下にある黒い石碑、その裏に「今年のサヨコはわたしです」と誰にも見られずに書くこと?。
否、最初に行われた独り語りのお芝居であるサヨコ、もしくはそれを超えるモノを文化祭の初日に催すこと?。う〜ん、システム的に確立されている後者が正解だとは思うのですが、前者のハナシはただの語り継がれている一例なのか?。