- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2007/09/26
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おハナシの舞台は古代ギリシャのスパルタ。ここにペルシア巨大国家の使者が訪れるも、スパルタの国王は支配されるのを拒絶して殺してしまう。スパルタはわずか300名の選りすぐりの兵士たちのみで、何万とも数えきれぬペルシアの軍隊に戦いを挑むことになる。
戦い自体に焦点を絞った構成なんですが、そこはそれ、古代ギリシャらしくスパルタにも評議会なるモノがあって、なんでもかんでも国王の思いどおりにはならない様子。ゆえにわけあって300人という少ない数字が出てきたワケだ。
その300人がなぜに強いかというと、絶対条件として土地の利を生かした戦いを行ったことがあげられる。もちろんそれだけではなく、小さな頃から兵士としてスパルタ教育を受けてきた筋骨隆々のプロ戦士ゆえ、強いのである。ソコが見所っすよね。
さて問題の戦いのシーン。カッコイイっすよ、とっても。スパルタの兵士たちの兵法にコダワリがちゃんとある。そしてなんといってもスローを交えながら、敵をバッサバッサと斬り刻んで行くシーンが凄い。黒澤映画で見ることのできる三船の殺陣とは若干趣(おもむき)が違うものの、なんとも言えぬ迫力があり、ドーパミン噴出しっぱなしって感じなのだ。
そしてイイのがペルシアの軍隊。現物を見てから「そうだよね〜、ペルシアって西アジアの方だもんね」と気付く。そう、とにもかくにも妖し気。見た目の妖しさプラス、武器の恐ろしさ、そしてわけわからん特殊人間、さらに巨大動物たち。もう、妖しさのオンパレードだよ。
いきなり登場するペルシアの国王がまた凄い。図体のデカさもさることながら、キャラ的に逝っちゃってる。例えてみればジョジョに出てきそうなキャラ、って感じ。オカマっぽいのは妖しさの必須条件なんだろか?。
というわけで、なかなか楽しめましたよ。古代ギリシャの肉弾戦が好きな人なら、間違いなくハマれると思います。