- 出版社/メーカー: アスミック・エース
- 発売日: 2004/08/06
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彼女、顔だけは見覚えあったんですが、特に印象なかったんですよ。ところがNHK大河ドラマ「風林火山」に出ているのを見てですね、武田信玄の正室役がとても良かった記憶があったんです。
という贔屓目の気持ちがあったことは確か。ジョゼは小さい頃から下半身が不自由。自分を拾ってくれた老婆と、世の中から隠れるように生きている。そんな彼女に徐々に惹かれていく大学生の恒夫(妻夫木聡)。とても難しい設定、なんだけれども、わたしの心にビシッ!とハマってしまったんです、ジョゼが。
もし池脇千鶴以外の女優が演じていたらどうだったんだろう?、と自分の気持ちを確かめたくなる。でも現実は彼女の演技であり、彼女の色なしには語られることは無い。そんなことを考えるくらい見事にハマってくれた。そして、それが恐い。
当然ながら、ジョゼを選ぶという時点で、とても大きな責任が生じる。否、それは誰を選ぼうとも...云々。要は自分の意気地なしさに嫌悪しているだけなのかもしれない。
みたいなことをグダグダ思いながら観ていたら、ですよ。1時間41分で再生終了(116分のハズ)。なんでやねん!?。実はウチのビデオ、デジタル関係のチューナーが登載されていないので、外部チューナーからの連動機能を使ってWOWOW録画してるんです。おそらく、他の予約とカブったんですね〜。そうすると、外部連動の録画は無視されちゃうんですよ。悲しい。
というわけで、残された15分を返しておくんなまし。WOWOWで今後の放送予定を検索してみたのですが、どうやらナシ。悲し過ぎる。海を見たいというジョゼをおぶって海岸を歩く恒夫。そのあと二人はどうなるの?。絶対にハッピーエンドじゃないよね。ツラいけど、ちゃんと最後まで観たい、観たい、観たい。