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koyanの明石

Mac、TV、映画、カメラ、イタチ、猫等についてボチボチ語ります。書いているのはおっさんです。

「ホテル・ルワンダ」のメモ

 WOWOW録画。たまには感動する作品も観なくては。実際に感動させていただきました。否、感動というよりも、ルワンダ紛争の事実を突き付けられて、ショックを受けただけなのかもしれません。
 主演のドン・チードル、しっかりホテル支配人ポールの役にハマってます。対立する部族云々を問わず、1,200人もの民の命を救った彼の行動は賞賛に値するでしょう。ただし、映画作品として観た場合、なぜか物足りなさを感じます。どこがどう悪いのかって指摘できないんですが、なんとな〜く題材以上の価値を生み出せていないような。
 先に書いたとおり、実際に民族対立に畏怖し、ポールの勇気ある行動にも感動させられたのは事実。なのになぜ?。もしかして、内容がホントの事実に近いから?、なんて思ったりも。ポールの性格と立場的なものを考えあわせると、彼が取るであろうと予想される行動に、あまりにスッポリとハマり過ぎているんですよ。
 対立する部族の妻をもち、隣人や従業員の信望もそれなりに、あくまでもそれなりに。彼にとって1番大切なのは家族。家族を犠牲にしてまで、他の人を助けようとしているワケではありません。それよりも、命を貼って任務を遂行する、国連軍のオリバー大佐(ニック・ノルディ)をはじめとする兵士たちの方が、よっぽどエラいと思えなくもない。自然っちゃ〜自然なんですが、それが印象を薄めているのかも。かといって、無理矢理ヒーローっぽく仕立てる必要はないのだけれども。
 というわけで、なんやかんやケチをつけたみたいですが、作品としては十分に観る価値があると思います。まだの人はどうぞ。