- 出版社/メーカー: 東芝デジタルフロンティア
- 発売日: 1999/04/23
- メディア: DVD
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出演者がかなり豪華っぽいんですよ。しかも1996年の映画だからみんな若い。ジョージ・クルーニーとクエンティン・タランティーノが銀行強盗で逃亡中の兄弟を演じてる。タランティーノなんて「キルビル2」で来日したときのイメージがあるから、最初見たときわからんかったよ。
それにハーベイ・カイテル。「スモーク」(感想)はイイ映画だったよね。でも今回のハーベイはちとイメージが違う。なんとなく柔らかい。もっと灰汁が強くなかったっけ?、この人。例えて言えばリチャード・ドレイファスが演じてても、なんら違和感ない感じ。他にも知った顔がチラホラと。
肝心なのは出演しているタランティーノ自身が脚本を書いてること。こりゃ普通の映画じゃないなと覚悟はしていたものの、その予想を超えるとんでもない映画。いや、文句言ってません、楽しかったですよ。怖がりたかったつれあいとしては、お気に召さなかったようだけど。
ぶったまげたのは、いつまでたっても吸血鬼が出てこないこと。てか、ホラー映画のホの字の雰囲気もありゃしない。とはいえジョージとタランティーノがイイ演技してて、それはそれで十二分に面白い。
おいおい、ホントにホラー映画かよと、数行の映画解説を何度も確認したくらい。狐につままれたような気分で、そろそろ終盤に入ろうってときに、ようやく吸血鬼登場。こりゃ一杯食わされたって感じ。
というわけで、そういう映画でした。狙ってたのね、タランティーノ。でも楽しかったよ、だから許せる。Amazonで確認したら、人気あったみたいでこの後続編が2本も作られてるようです。特にジョージがよかった。ファンなら必見の映画でしょ。そういう意味でお勧めです。