- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2005/02/18
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (15件) を見る
鑑賞をはじめた直後、つれあいに「ロバート・レッドフォードってだれだっけ?」と聞かれる。画面にはまだウィレム・デフォーしか映っていない。顔が出る前に思い出させてやろうと、溢れんばかりの知識の泉から流暢に解説してやろうと思ったけれど...、う〜ん、さすがは天下のアルツィーkoyan、出てこないのよさ、あのロバート・レッドフォードの代表作が、が、が。
とりあえず浮かんできた映像から「ポール・ニューマンと銀行強盗した人だよ」と。しばし間があって「"雨にぬれても"って知らない?」。「詐欺師だから"スティング"だったかな」「ほら、最後に自動車が穴だらけになってさぁ〜」。そしてトドメは「エラの張った人よ」。
さて、この中に正解はいつくあるのでしょう。今からググって添削してみますね。ポール・ニューマンと強盗(列車強盗?)する映画は正解。でも題名は「明日に向かって撃て」。挿入曲の「雨にぬれても」は当たってるけど、「スティング」は別の映画でした。ポールとの共演は同じだけどね。詐欺師ってのも「スティング」としてだけは正解。ゴッチャになってる模様。最後の穴だらけは「明日に向かって撃て」的に正解。エラはもちろん当たり。
けっきょく2つの映画しか出てこなかったワケさ。やっぱアルツィーだね。つれあいはこんな説明では思い出せず。そして画面にロバード登場。ボソっと一言、「年とり過ぎててわからない」。お〜、かわいそ過ぎるぜ!、ロバートさん。
閑話休題。映画としてはよくデキてると思いますよ。時間がしっとり流れるわたしの好きなタイプ。でもね、邦題の「二重誘拐」ってなにさ!?。どこが「二重」なんだかさっぱりわからん!。ずぅ〜っとそのことを気にしながら観てて損したよ。
Amazonのレビューでもその点をみなさんが指摘。けっきょく内容的にはなんの驚きもなく、そこでダメだしする人が大半。でもね、「二重」の件を除けば、わたしは嫌いじゃない。なんでも実際に起こった事件らしいんだけど、それを知ってさらに納得。地味であることがリアル感につながっていると思う。
大きなテーマにもなっている夫婦愛の表現もイイんじゃないですか。ロバートが語る父親のハナシもGood。お金だけじゃないんだよね、人生は。という流れで結末も受け入れられます。名作ってほどではないけれど、良作だと思う。そんな感じ。