WOWOWのデジタル無料体験に、ソソクサと申し込んだのはこの映画のため。夕べの20時から放送。HDTV放送そのままの画質で録画する手段がないため、リアルタイム視聴。酒だつまみだと準備してたら、冒頭10分ほど見逃しちゃった。あ〜、HD対応レコーダーが欲しい。こちらが公式サイト。
この映画、以前nekoさんの感想を読んで、お勧めのゴシック調の巨大なセットを見たかったんですよ。それがHDTV放送で観れるなんて、なんという幸運なんでしょう。
実際、WOWOWデジタル放送の「リディック」の画質は、なんちゃってハイビジョンではなくて、十二分に精細感が感じられるモノ。すっげぇ〜キレイ。でもってセット自体もメチャクチャ凝ってます。お〜!って場面になると、必ず身を乗り出して画面に近づいてる自分がおりましたとさ。
ストーリーについてはもともとこの手のモノが得意でないわたしですんで、脇に置いといてっと。まずは主人公のリディック(ヴィン・ディーゼル)、なんかね、丸味を感じるんですな。いや、頭が丸いとかじゃなくて、顔の下半分に。よ〜く観察してると、どうやら鼻のカタチのせい?かなと。小鼻あたりが丸っコイですよね、彼。
だからどうしたってハナシなんですが、あの妙にキレイな目とその丸っこさ、ムキムキ筋肉で暴れん坊。でも女の子を助けに行ったりと、なんかキャラが掴めなかったんです。つまりは、人もビシバシ殺すお尋ね者なんだけど、根はいいヤツってことなんだろうけど。
リディックに刑務所から救い出される女の子キーラ(アレクサ・ダヴァロス)。劇場映画初出演なのにガンバってくれてます。リディックがどうしてこの子を助けようとしているかわからなくて(ちゃんと観ろよ)、もしかして親子?なんて思ったり。ほら、キャラ把握してないでしょ。
とにかく豪華な映画です。あとで公式サイトを見て納得。お金の掛け方が半端じゃないようですね。肝心のアクションシーンも見応えありますよ。でもね、決してハシャギ過ぎていない。というか、これぞアクション映画だ!っていう一辺倒な攻め方してないんですよ、「リディック」って。
豪華で重厚な雰囲気を大事にしたんでしょうか、地味なところは地味です。そこがこの映画の一番の美点かも。なんか大長編の原作があるんじゃないかと思わせるような、抑えたシーンがちゃんと盛り込まれています。って、こんなヘンテコな書き方じゃ伝わらないかも、ですね。
SFが好きで、映画も小説も好きで、大作にもメゲナイ、そんな人にお勧めなんだろうな〜。って、それnekoさんじゃない(^^;)